窓辺の小太郎

野付半島の渡り鳥や動植物の生き生きした「瞬間の美」を目指します。

オオハクチョウ

2020-11-07 19:43:14 | オオハクチョウのいる風景

オオハクチョウの数が10月下旬から増えだしました。わが家の上空を朝7時半

頃に通過して行く群れが見られます。

おばんです。小太郎でごじゃります。

 

            ★ オオハクチョウ ★

風蓮湖で最初に見かけたのは10月18日でした。日の出とともに9羽、5羽の

小さな群れが飛び立って行きました。25日に野付半島に行ってみると100羽

以上がやってきていました。あわてて内陸部に探しに向かいました。

オオハクチョウのほとんどは、気候の状況を見極め、彼らがロシアからオホーツ

ク海を南下して滞在するアムール川河口地帯に留まっているようです。

寒気が日本列島をすっぽり覆い尽くしたときに大挙してやってきたのです。中標

町内を探索すると毎年集まってくる牧草地の中の沼で休むオオハクチョウを見

けました。

日中に群れが次々にやってきます。着水するとほっとしたように沼の水面でくつ

ろいでいます。落ちついてくると日中には全くいなくなるので、渡って来た連中

ようです。

さっそくデントコーン畑を探して回りました。作付が拡大したために探すのが

大変です。昨年いた場所には姿は見られません。車で探し回り、白い姿を探し

ました。

新しく作付が行われたデントコーン畑に300羽以上のオオハクチョウたちが

降りて落ちた実を拾っています。彼らには牧草より、アマモより、デントコー

ンの実がご馳走のようです。

デントコーンの作付が行われる前はほとんどのオオハクチョウが野付湾に集ま

っていたと思います。今はほとんどの個体が内陸に集まり、食事をとっています。

根釧原野はオオハクチョウにとり、とっても重要な渡りの中継地です。1万羽以

上の群れが11月から12月にかけ逗留して行きます。2か月という期間滞在し

雪と氷に閉ざされるために本州の方へ移動して行きます。

特に根室地域はオオハクチョウにとり中継地であるけれども、滞在地としては

とっても重要な地域であるように思われます。

止む無く渡る本州より彼らにとってはより重要な場所になっていると思われます。

渡りのコースが分かりはじめ、この地域の価値が見直されてきています。

餌場を求め移動して行くオオハクチョウを観察しながら考えました。



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