窓辺の小太郎

野付半島の渡り鳥や動植物の生き生きした「瞬間の美」を目指します。

糞射

2021-05-27 21:44:40 | ワシのいる風景

オジロワシが海岸に来て海の方を眺めています。廃船の残滓の上に乗り、何か

待っています。

おばんです。小太郎でごじゃります。

 

            ★ オジロワシの糞射 ★

この時期はニシンの群れが回遊します。カタクチイワシもやってきます。マイ

ワシが最近増えてきました。

イワシの群れは黒い雲が動くような、うみの中を変幻自在に移動して行きます。

群れが野付半島の沿岸に接近してくるとき、たまに海岸に打ちあがることがあ

ります。

ニシンもそうです。そんな偶然の海からのおこぼれをワシやカモメ、カラス、

キツネたちがいただけるのです。

待つオジロワシは気長に待っている風です。たまに偵察に出かけます。飛び立

つとき、必ず見かけるのが糞射です。身を軽くしてから飛ぶのか、お腹の筋肉

に力を入れるためなのか、いろいろ考えます。

まず前傾し、翼とお尻を上げます。総排泄口の周りの羽を広げ、糞を思い切り

後方へ噴射します。1本のロープみたいに長い糞が出ていきます。

それが終ると曲げていた脚でキックして飛び立ちます。長年見てきたオジロ

ワシ。必ずこの糞射をしてから飛び立って行きます。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿