窓辺の小太郎

野付半島の渡り鳥や動植物の生き生きした「瞬間の美」を目指します。

オジロワシ、巣立ちの季節

2020-07-16 11:55:29 | ワシのいる風景

じっと我慢をしてきました。オジロワシの巣には近寄らないこと。遠くから2羽の

親鳥を観察し、営巣状況をモニターしてきました。

おばんです。小太郎でごじゃります。

          ★ オジロワシ、巣立ちの季節 ★

6月末にヒナが巣立って行きました。巣の中で羽ばたきの練習をしていましたが、

とうとう巣から離れていきました。その間、交代で巣の近くで見張りをし、カラ

の襲撃に備えていました。

巣だったとはいえ、ヒナへの世話は続きます。でも、親としてはひと段落。目立

たないところにヒナを誘導し、餌探しに専念します。大食漢のヒナはいつもお腹

空かしています。

このところ親鳥が海岸で目立つようになりました。杭に止まり、海を見つめて

います。

海岸に打ち上げられる海産物や沖合に現れる魚群を探しているようです。

最近、大型のブリが群れになって根室海峡に入ってきています。イワシなどの

群れを追いかけ、走り回っています。イワシの群れにはウミネコやオオセグロ

カモメが集まります。ブリに追われ海面に上がってくるのを観察してるのです。

オジロワシは遠くから反応し、海上に飛び出して行きます。眼光鋭く、視線の

先にはいろいろなものが見えるのです。

時には、群れが海岸に寄ってきて、浜がイワシの死体だらけになります。カモ

メやカラス、トビなどが集まり、お腹いっぱいに食べます。もちろんオジロワ

シも食べ飽きるほど食べます。ヒナが巣立つ頃に起きる自然現象。子育てには

大いに役立ちます。



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