窓辺の小太郎

野付半島の渡り鳥や動植物の生き生きした「瞬間の美」を目指します。

孤高のオスが・・・。

2020-10-24 19:12:52 | エゾジカの四季

早朝に、薄暮に森や草原でお腹ら絞り上げるような甲高い声が響きます。気温が

低いせいでしょうか、遠くまで届きます。

おばんです。小太郎でごじゃります。

 

             ★ 孤高のオスジカ ★

メスジカの動きが活発になっています。川や沼を渡って行くメスの群れが良く

見ることができます。姿が消えた後に、不意にオスジカが現れます。

メスの匂いに敏感になったオスが付きまとっているのです。ゆっくりと急がず、

かについて行くのです。相手に認識され、怖がられないように、慎重な行動

をとっているようです。

角は三又四尖の角で、左右に大きく広がっています。先は磨きこまれ、鋭く尖

白く光っています。首の周りの毛は黒く色づき、剛毛になっています。首筋

太く見え、より堂々と見えてきました。

見栄えを大切にするオスは、メスにとり頼りがいがある存在です。こうゆう孤高

のオスは何度も他のオスと威嚇、戦い、結果としてメスに付いているようです。

一頭かなと見ていると草むらからメスが顔を出すことがあります。静かなカップ

リングが起きているのです。

孤高のオスがとても威厳に満ちているように見えます。