窓辺の小太郎

野付半島の渡り鳥や動植物の生き生きした「瞬間の美」を目指します。

さすがに暑い

2023-08-03 19:17:47 | エゾジカの四季
根室地方の7月の平均気温、例年に比べ4℃近く上がる。
 
おばんです。小太郎でごじゃります。
 
 
              ★さすがに暑い ★
 
いつもはオホーツクの高気圧が張り出し、肌寒いのが普通なのに太平洋の
高気圧がすっぽり覆う。
 
しかもフェーン現象で30℃を越えた。144年ぶり記録更新らしい。
 
野付半島も暑かった。
 
エゾジカたちが草原から湾内に出てきて、浅瀬で水に浸かりながら休む光景が
見られた。
 
初めて見る珍風景。笑った。

 


成長途中の角

2023-08-01 14:58:39 | エゾジカの四季
草地で草を食むオスジカを観察。
 
おばんです。小太郎でごじゃります。
 
 
              ★ 成長途中の角 ★        
 
芽吹きの角を愉しんだ季節。すくすく伸びていく角をたくましいと思っていた
季節。なかなか姿を探しにくかった6月。
 
食べるものが豊かになると普通人気のないところで過ごす。植物が成長を止め、
花を付け、葉が硬くなると、食べやすい植物を求め、森から出てくる。
 
それにしても、成長した角は眼を見張る。
 
 
4歳以上の成獣のオスたちの角はすべて三又四尖になり、頭の上で広がっている。
比較してみると一尖、二尖、三尖、四尖と形も長さも個性的。
 
ビロードの皮で覆われた角は艶といい、福与かさといいい、太さと相まって
力強い。
 
 
私はこの時期の角が一番美しいと思う。
エゾジカらしい魅力と色っぽさがお気に入りだ。

 


暑い

2023-07-14 21:06:32 | エゾジカの四季
めったに暑くならない野付半島。
 
おばんです。小太郎でごじゃります。
 
 
              ★ 暑い ★
 
太平洋高気圧がオホーツク高気圧を押し上げて張り出してくることがある。
 
熱風が張り込み、25℃以上になる。草原の中の気温はさらに上がる。
 
草地で暮らすエゾジカ、さすがに暑いらしく湿原に来ている。
座り込んでお腹を水につけているようだ。角だけが見える。
 
 
オスばかり。1頭が水たまりにやってきた。涼しげだ。

 


角が落ちていく

2023-04-27 18:19:43 | エゾジカの四季
エゾシカのオスの群れに出会った。
 
おばんです。小太郎でごじゃります。
 
 
            ★ 角が落ちていく ★
 
秋に見せた毛つやが良く、堂々とした風格は消え失せ、みすぼらしい。
やせ細り、艶のない毛。見た目は大切だと彼らを見て思う。
 
 
角が落ちだし、彼らが持つ品が全くない。角は自信につながっている。
 
畏怖堂々さが無くなると魅力を感じないもんだ。
 
 
新芽を食べ、筋肉がもとに戻るまでの2か月、我慢のしどころ。
 
角が落ちた後は一時出血するが、日を追ってふさがり、黒済み盛り上がってくる。
 
 
痛々しいが、これもエゾシカの試練の内。
 
鹿の子模様が回復し、美しい毛になるまでひと月。
 

 


雪解け、ほっとした・・・

2023-03-17 19:17:05 | エゾジカの四季
雪解けが進んでいる。どんどん雪に隠れていた草や灌木が顔を出している。
 
おばんです。小太郎でごじゃります。
 
 
         ★ 雪解け、ほっとした・・・ ★
 
早く顔を出した草地にオスジカが来ている。のんびりと枯れ草を食んでいる。
 
 
ほっとした顔をしている。顔つきが柔らかくなり、動作がゆったりだ。
 
 
背骨の周りの肉が削げているが、がりがりではない。
 
今季は死体も少なかった。
 
 
良かった。