家族

今日の午後は、会社を休みました。

それは、実家の父が、言葉が出にくくなって心配になって母が病院に連れていったところ、脳梗塞の後があると結果が出たとのこと。

その結果、その先生が大きな病院に紹介状を書いてくれたので、診察をうけることになったが、さすがに７０近くになる母が隣の市まで車の往来が激しい道路を運転していくというが心配なので私が運転して病院まで連れて行くことに。

私には姉と兄がいるが、姉は前回運転して連れて行ってくれたらしいが今回は都合がつかず、兄は実家の仕事で手が離せないようなので、私は打ち合わせがなかったため、都合をつけていくことに。


昼に仕事が終わり、そのまま実家に向かい、そのまま病院に向かう。


病院へ向かう車中、父と母がどこか楽しそうに話をしてくる。


両親と3人で話をするのは久しぶりだ。私もどこか楽しい。父の話す言葉は、とても元気に感じるが、所々言葉が詰まってしまうところがある。昔は短気で強気であったが、年齢のための衰えをさびしく感じた。


病院へは、予定より30分前についた。



そして、1時間待ったところで診察して薬をもらう。先週も通院したので、今日は診断と薬だけのようである。


帰りの車中、私も昼飯を食べていないが、両親も昼はちょっとしか食べていないらしい。そこで、小雨が降る寒い午後だったため、帰り道にそば屋さんとラーメン店があるので、私がおごるから食べに行こうというと、寒いからラーメン店に行くことに。


そこは、最近は行ってなかったが私も大好きなラーメン店の一つ。


寒いせいか、みんな「味噌ラーメン」を注文する。こってりしながらも、あっさりしている。両親と私だけで一緒に食べる味噌ラーメンは、味もよかったがさらに「家族」というトッピングを付けられたようで、今までになくとってもおいしく感じた。昔を思い出す。両親がおいしいおいしいと喜んで食べる姿はとっても嬉しい。親が子供を見る感じってこんな感じなのだろう。


その後、家に「血圧計」がないと聞いたので、大型電気店に立ち寄り「電子血圧計」を買ってプレゼントした。自分で腕に巻きつけるタイプは大変だろうから、２万円の腕を入れるだけ計測ができるタイプにした。


「こんな高いのはいいよ・・・」


という母だったが、少しでも元気でいてほしいという私の気持ちを察したのか、理解してくれた。これで、家でも簡単に血圧を測れるだろう。


実家に帰宅後、一眠りしてから帰宅することに。


「じゃ、今日はこれで帰るね」


と、いうと、父が玄関で、



「ありがとう、ありがとう、ありがとうな！！」




父は、そういいながら玄関まで送りだしてくれた。あんまりこの手の台詞を言わないから気持ちが伝わってくる。


これだけ短い言葉なのに、胸が締め付けられ涙が出そうになった。




いつまでも、強く元気な父でいてほしい、そう願った。





少しは親孝行できたかな？