kosakuの雑念

英語とか読書とか覚書メモとか思ったことなど

たまには惹句に釣られるのも悪くない

2009-08-18 13:45:29 | 日記
「金のゆりかご」(北川歩実著)を買って一気に読んでしまった。
単行本は1998年に出たらしいが知らなかった。何か損した感じもするが、この時はたぶん恩田陸にハマってSFマガジンの連載小説に手を出し、そのまま海外SFを読みまくる流れにいってしまったのだろうと追想する。

それはともかく、販売促進のためにつけられているオビに「こういう本に出会えるから書店員はやめられないんです!!」とおそらくは皆から敬意を受けているであろう書店の方の文句が書いてあり、たぶん私が買った本屋のバージョンでは「13万部突破!!」ともある。この微妙に売れているという感じがまたよいのだなあ。200万部突破とか言われると申し訳ないけど読む気が失せる。それはテレビの影響で買われていることが明白だからだ。
大森望が解説というのも威力を高めている。


家電量販店と目の錯覚

2009-08-15 01:04:18 | 日記
母が薄型テレビ欲しいというので一緒に家電量販店に行った。
なんとなく周りがみんな買っているから欲しいというので、特に機種も大きさも絞りこむことができなかった。
まずもって現在使っているテレビがBSデジタル内臓ハイビジョンブラウン管テレビであるので、「このテレビは将来使えなくなるのか」と問われても、そうであるとも言えるしそうでないとも言える。その上デジタルチューナー内蔵ハードディスクレコーダーもすでに地上デジタル放送開始とほぼ同時期に購入して使っているので、暇つぶしのテレビ視聴を主用途とする限りにおいては、いまさら薄型テレビを購入したところで、ほとんど美観上の向上にしか過ぎない。となると、母が使いこなすかどうかは別としてネットワーク機能や音響機器の方面の話ということになるだろうか。
しかしそれも、20年以上前のテクニクスのサラウンドスピーカーシステム(4CH)を流用して配置してあるので、小さいスピーカーをいくらか並べた最新のシステムを導入したところで、よく聴けば良い音だという程度で劇的な向上は望めないだろう。
ネットワークは何となく面白そうなんだけど、何しろ自分が使ったことないから勉強しないと・・・・ということで、とりあえず大きさだけでも検討してもらうため、自分自身暇人にもほどがあると思うが、主要サイズごとの型紙を作ってみたのだった。
もっとも、せいぜい2人で模様替えにも耐えうる重量という条件が出てきてしまったので、その時点でプラズマは候補から外さざるを得ず、液晶といえども37インチ前後のものにならざるを得ないのだった。
父に意見を求めたら「野球をやらない地デジなど要らない」とのことだった。

地震もあれば大雨もある

2009-08-10 13:04:44 | 日記
たまたま蔵書を整理すべく本をうずたかく積んでいたら、山が崩れるには十分な地震に遭遇した昨日だが、本日は大雨で、悪天候等に概して強い総武線も停まったりしているのだから、相当なものなのだろう。テレビでは相変わらずのりPの話題が多くて、トップアイドルからの転落的ドラマを祭り上げているけど、一時期の「モーニング娘。」ほどのテレビやらラジオやらで出まくっていた印象はない。歴史を捏造するな。というより昭和末期から平成にかけてはバンドブームだったはずでアイドル歌謡の時代ではなかったはず。
それはどうでもいいが、芸能人が青少年への影響云々を言われる筋合いはないだろうし、そんなことを言わなければならないコメンテイターもある意味可哀そうなのだが、彼らが容色についていわれることはあっても人格について論じられる筋合いはなかろう。これが公務員や教員であれば、その選抜過程においてその人間性が加味されているという建前になっているから多いに問題にしてよいと思うが。


国旗国歌法10年

2009-08-08 22:44:08 | 日記
卒業式での国歌斉唱をボイコットした教員を処分で、思想信条の自由の問題とかいろいろいっていたような、特に盛り上がりもなかった事件があったようなことを思い出す。現職のいかなる教員も学校の卒業式では国歌斉唱の類を経験しているはずであり、教員になるにあたって、自分の職場で国歌斉唱が強制(?)されることが就職前に予見し得なかった事態とは考えられず、まずもって意味不明な主張が行われているというのが普通の感想なのではないだろうか。
そもそも教職が勝手に現在の日本の体制批判をして良い立場なのかはともかくとして、天皇制に反対なら反対で、その点ハッキリ主張してくれないかなあ、というのが身勝手な感想である。国旗や国歌が専制政治を連想させるというだけでは思想とはならないので、もっと理論武装を!と思う。