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環境問題とクリエイティブ問題

2009-02-19 23:38:58 | 日記
本日の感想文
「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」(武田邦彦、2007年)
「クリエイティブ問題攻略法」(古澤史朗監修、2001年)

 「環境問題」のほうは、私が石油化学業界に少しだけ混ぜてもらったときの経験から分かる部分は概ね本当のことである。
もっと、扇動的な本かと見えたが意外である。
 それにしてもエコバッグという名前は何とかならんのかと最近よく思うし、小売店のレジ袋に課金する運動も進んでいくのだろうけど、どうせ1円か2円のものに5円くらい課金するんだろうから、「差額は世の中とために使えよな」と皆が監視しなくては何に使うか分かったもんじゃない。
それにしても塩化ビニル排訴運動、あれはなんだったんだろうと今でも時折思い出す。

 「クリエイティブ問題」は主としてマスメディア関連の就職試験で、いまもそうなのかは皆目知らないが、とんち問題みたいなやつがあって、それの攻略法ということである。「もし明日の7時に死ぬとしたら、何をしますか?」(9ページ)というような問題に対して、とにかく人目を引くような答案を書く一連の事例分析だと私は理解した。
 読み物として面白いと思うが、丸谷才一が清水義範の「国語入試問題必勝法」の解説に書いていたごとく、かような問題に振り回される学生のことを少し考えた。テストそのものは潜在能力をみたいのか、(顕在化された)企画提案能力をみたいのか、結局どっちなんだよと強く思う。





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