TIME June29-July6, 2009
After The Bubbleという記事では、ある山一證券の営業の人の話があった。山一破綻の少し前に退職し7600万円のアパートを購入して苦労したとのことだ。うち5900万円が借り入れとあるから、おそらく退職金を全部投入し、残る資産は会社の株券だったのだろう。記事ではそこまで細かいことは分からない。最近の報道での住宅ローン返済に行き詰った人達と同様に思うことだが、どういう計算で返済をするつもりだったのか疑問はつきない。
それはともかく、山一證券はバブル崩壊でもうとっくにおかしくなっていたにもかかわらず、なお延命を続けていたわけで、法人というのは、とにかくしぶといと思うのだ。最近の倒産の多くも長年に渡ってだましだまし運営してきた会社が遂にどうにもならなくなったという話が多い。まあ米国の自動車会社よろしく石油危機から35年以上を経てついに破綻という例もあるわけだし、たぶん国家そのものも、そういう綱渡りのあげく、戦争になったり崩壊にいたったりするのだろう。
何日か前に「あれ どうなった?」というテレビ番組でも山一證券について取り上げていて、元従業員の人達が取材されていたが、結局のところ「いい経験になった」「人生の転機になった」的な話だった。ふつう定年退職寸前の人達がどうなったかを期待するのが視聴者というものだが、おそらく放送に耐えうるような内容にはならなかっただろうな。
After The Bubbleという記事では、ある山一證券の営業の人の話があった。山一破綻の少し前に退職し7600万円のアパートを購入して苦労したとのことだ。うち5900万円が借り入れとあるから、おそらく退職金を全部投入し、残る資産は会社の株券だったのだろう。記事ではそこまで細かいことは分からない。最近の報道での住宅ローン返済に行き詰った人達と同様に思うことだが、どういう計算で返済をするつもりだったのか疑問はつきない。
それはともかく、山一證券はバブル崩壊でもうとっくにおかしくなっていたにもかかわらず、なお延命を続けていたわけで、法人というのは、とにかくしぶといと思うのだ。最近の倒産の多くも長年に渡ってだましだまし運営してきた会社が遂にどうにもならなくなったという話が多い。まあ米国の自動車会社よろしく石油危機から35年以上を経てついに破綻という例もあるわけだし、たぶん国家そのものも、そういう綱渡りのあげく、戦争になったり崩壊にいたったりするのだろう。
何日か前に「あれ どうなった?」というテレビ番組でも山一證券について取り上げていて、元従業員の人達が取材されていたが、結局のところ「いい経験になった」「人生の転機になった」的な話だった。ふつう定年退職寸前の人達がどうなったかを期待するのが視聴者というものだが、おそらく放送に耐えうるような内容にはならなかっただろうな。