kosakuの雑念

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電子辞書どうなった?

2009-06-22 01:26:42 | 日記
紙の辞書→ソニーの電子ブックときて、相当むかしに購入したセイコーのSR-T7000を使用してきた。
朝日新聞(2009年6月21日)に「電子辞書 使い道拡大」という記事があり、電子辞書の競争が激化しているとのことなので、きっと今の電子辞書は相当に良くなっているに違いないと考え、いろいろ見てまわることにした。

これまで使ってきた機種にはブリタニカやマイペディアといった百科事典が入っていなかったので、そのあたりを重視してみたのだが、いまの電子辞書は基本的に図体が大きい点が気になる。いまのやつは丁度モレスキンのノートとほぼ同じ外寸であり、電池収納部分のみ若干厚いだけだ。ところが最新の普及モデルはA6ノートみたいな大きさがある。
それと、いろいろパワーアップしているから電池持続時間が大幅に短くなっているのは目をつぶるとしても、電子ブック版の広辞苑等では使えたテキストの全文検索という機能が最新機種ではさすがに実現されているだろうと考えていたのだが、需要がないためなのか、その機能はないようだ。
そう考えると、どうしても読み方が皆目見当もつかない漢字もそうそう無いのでペン入力は必要ないし、一番使う分野である英語についても、E-DICみたいなやつが実装されていれば助かるのだが、そこまでのパワーを求めるとやはりセイコーの上位モデルになってきてしまう。
百科事典をあきらめ、英語モデルでコンパクトなやつを検討することにしよう。


電子辞書については、同じ朝日新聞に教育関連の投書として2つとりあげられていた。
ひとつは「電子辞書は必須?」というタイトル。もうひとつは「辞書ひく苦労して」というものだ。
どうやら分かったのは、公立中学高校とも、電子辞書を持っていること前提のような授業になっているらしいことだ。
だが、全然使いこなさなければならないような激烈な語彙を必要とする場面もないだろうから、基本操作もままならないようだ。
高い電子辞書を持っているのが当然という風潮に納得がいかないというような投書なのであるが、別に高校生程度が使うに十分なモデルなら量販店で1万円前後のもので良いはずで、各種辞書を新規に購入するよりかなり安くつくはず。いかなる意味で高いと言っているのかは不明だ。若干高価な機種なら中等教育のみならず高等教育でも使えるはずであるし、学習レベルごとに何冊も辞書を購入しなおした経験から言えば、断然安いと思う。
それに私はいろいろな文章を書き写したりして単語を覚えてきたと考えているので、特に紙の辞書だからよいとは思わない。確かに紙の辞書ならラインマーカーを使ったり、当該単語が掲載されているページの周辺も視野に入るため幾分学習に資する部分がないとは思わないが、それよりすぐにジャンプ機能で英英辞典の説明やシソーラスを使える電子辞書を使ったほうがはるかに良いと考える。そして、いつでも携行して運用できることが最大の威力なのは言うまでも無い。
みんながよく辞書を使うようになれば、正確なコミュニケーションに苦労しなくなってくるのではないだろうか。