先日、お気に入りのコーヒー専門店に、
「定年後のリフォーム」の本が置いてあり、
私は紅茶を飲みながら、めくっていた。
その中に、数寄屋造りの住宅で、
本棚や上がり框の素敵なデザインが施された
書斎が掲載されていた。
パートナーに、
「将来リフォームするとき、
自分の部屋をこんな風にしたい。
定年後は家にいる時間が増えるから、
心地よくしたい」
と話した時、訝しげに、
「俺、リフォームとか考えてないけど」
と言われ、私は、かなり驚いた!!
というのも、定年後のリフォームの話は、
わが子が保育園ぐらいの15年前ぐらいに話し、
予算も500万円ぐらい考えていました。
ちなみにその頃は、パートナーも同意しました。
今は材料費や人件費の高騰で、
700万円ぐらいを予算として考えています。
それが、考えていないって…
「わが子が保育園ぐらいの時、
定年後リフォームでいろいろ直そうって
話したこと覚えている?
キッチンやお風呂、
部屋も色々変えていこうって言ったよ」
「忘れたわけじゃないけど、
ここ数年色々家を修繕しているから、
それでいいかなって思っていた」
実はわが家はもう築35年の
結構経過した一軒家です。
ですから、雨漏りや床などの修繕を
ここ数年しています。
私たちが亡くなるまで、
なんとか暮らしていければと
考えながら家の修繕をしています。
「定年後って言っても、
働けるだけは働くし、
わが子が出て行けば、部屋は余るわけだし。
生活に支障がないなら、直さなくてもいいかなあって
思っている」
「家にいる時間が長くなるから、
暮らしやすいようにしたい」
「それはわかるけど、
俺、体が動く間は、夫婦で出掛けたいから、
家にお金を掛けるよりも、
レジャー費に使いたい」
と、考え方が違うことに驚きました!!
若い時に話していても、
年月が経過して変わったということなのでしょうか?
よくある旦那さんが定年後田舎に暮らしたいけど、
奥さんは買い物や人間関係を考えると、
都市部がいいという意見の相違。
実際には年を取ってみないと、
介護でどれぐらい必要なのか?
家の修繕費はどれぐらいいるのか?
わからない面はありますが、
意見の相違のすり合わせは必要だなと、
今回のことで思いました。
もっと老後のこと、
ひとりで考えるのではなく、
夫婦で話し合わないといけませんね。