今日はバレンタインデーですね。
高1のわが子は、今日から学期末試験です。
友達と相談し、バレンタインデープレゼント交換は、
学期末試験後になったそうです。
昨日、学校に迎えに行った後、一緒にスーパーで買い物をしたのですが、
「このチョコレート、来週にはないよね」
と、寂しそうに言っていました。
私が若いときには、バレンタインデーの前日には、
3割引き、当日は半額などで、安くなったものですが、
今では割引する店などまず見かけません。
ホワイトデーにシフトしていくのでしょう。
「もっときっといい商品が出るよ」
と、わが子を慰めました。
さてさて、あげる相手ですが、
わが子は友達3人と交換を決めています。
それ以外は、やはり好きな人。
ここに訪れている方は、ご存知だと思いますが、
相手は既婚の理科教師N先生。
中3からずっとぶれることなく、想い続けています。
N先生には、3月の懇談時、私と渡しに行く予定です。
自分のバレンタインデーと随分違うなあというのが、
正直な感想です。
私が高1の時は、好きな男子にマフラーを編み、
この時は市販のチョコレートを買って、
プレゼントしたものです。
高1の時好きだったT君は、私の初めての男友達です。
かなり仲が良くて、恋愛相談にものっていました。
T君がそのころ好きだった女の子が、
私と仲のいいYちゃんだったこともあります。
同じ中学だったYちゃん。
T君は、同じバレー部で、話すうちに好きになったようです。
ただ、彼女はいい子なのだけど、恋愛には自由奔放。
ただ、彼女はいい子なのだけど、恋愛には自由奔放。
でも、Yちゃんを好きなT君には言えない。
恋愛相談をされて、初めて私は自分の気持ちに気が付いたと言う、
何とも間抜けなパターン。
でも、仲がいいからこそ言えない。
友達から、
「T君とYちゃん、一緒に帰っていた。付き合っているのかなあ?」
と、余計な情報をもらうことも…
そんなこんなしているうち、ある日Tくんが、
「ちょっと話があるんだけど」
と、話しかけられました。
「Yが、ほかの男子と色々あるって知っていた?」
と聞かれ、嘘はつけないと思い、肯きました。
「教えてくれてもよかったじゃない?
俺ら友達じゃなかったわけ?」
「でも、人に言われたらいやじゃない?
多分聞く耳持たなかっただろうし」
「確かに、あの頃の俺なら耳を傾けないだろうな…
まあ、いいか。俺のこと好きな女子いるみたいだし」
結構前向きで、肩すかし。
「バレンタインデーにチョコとマスラーくれた子がいる。
そこまでするなんて、相当好きでしょ」
「そうだねえ」
「もうわかっているけどね。誰かは?」
と言われ、びっくりしました。
「ありがとうな。俺が相談した時、辛かったのに、
ずっと応援してくれて嬉しかった」
「いつ気が付いた?」
「バレンタインデーの少し後に、
U(クラスメート)から、聞いたんだよ。
バレンタインデーの時、机に入れていたのを見ていたんだよ」
「恥ずかしー」
これで付き合えば、ハッピーエンドなのですが、
現実はそうはうまくは行かない…
「なんでも一生懸命に頑張るところとか、
すごくいいと思うし、一緒にいて楽しいよ。
友達としては、本当に最高なんだけど、
やっぱり付き合うとかは違うような気がして。
可愛くないとかそういうのとも違って。
なんか勿体なあって思っちゃって」
「勿体ない???」
「うん。付き合ったら、きっと楽しいと思うけど、
終わりが来るから、それが嫌だなと思ったんだ」
「別れるってこと?」
「さすがに行きたい方向が違うのに、
ずっと続けることは無理でしょ。
そう考えると、やめておいた方がいいかなって。
気持ちは本当に嬉しかった。
でも、泣かせたくないから付き合わない。
ずっと友達でいてほしい。
わかってくれる?」
と言われました。
告白されたわけでもないのに、振られると言う、
なんか複雑な気持ちでしたが、
でも、彼が私を傷つけないように、
一生懸命考えてくれていることは感じました。
実際この後も、ずっと仲は良かったです。
彼から、手作り餃子やいろいろな料理の作り方を教わったり、
数学の苦手な私に、勉強もよく教えてくれました。
高校3年間ずっと同じクラスで、卒業してからも、
電話があったり、二人で会ったこともあります。
でも、卒業しても、付き合うと言うことにはなりませんでした。
お互いどちらかに相手がいると言うタイミングもありましたが、
あの高1で、私の気持ちは終わったのです。
それを彼もわかっていたのでしょう。
よく男は豹変するから、気をつけろなどの助言をしていました。
ただ、男女の友情って、難しい。
私は、彼とはずっと続くかと思っていましたが、
結婚報告の年賀状を送ってから、連絡が一切なくなりました。
彼とは、ずっと友達でいられると思っていたので、
非常に残念だと、今でも思っています。
そうやってみんな大人になっていく…ような気がします。
終わりが来て、「やっぱり 無理なんや・・」ってなる。辛いけど楽しかった日々を思い出として振り返るしかないですね