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経常利益 営業益 純利益 (参考用)

2017-08-26 07:48:28 | 日記

■営業利益
売上高からコスト(人件費や材料費、広告宣伝費など)を差し引いたもの。本業で稼いだ利益を表す。売上高が良くても、経費がかさむと営業利益は少なくなる。(先週解説)

■経常利益
営業利益に受取利息などの営業外収益を足し、銀行に支払う借入利息などの営業外費用を差し引いたもの。会社の事業全体の利益を表す。本業が順調でも、借入金の返済や利息負担が多いと少なくなる。

■当期純利益(最終利益)
経常利益に、本業とは関係のない土地の売買などで発生した特別利益や特別損失を足したり引いたりし、そこからさらに税金を差し引いたもの。臨時の損益を含めた最終的に会社に残るお金を表す。


業績の良し悪しは、どの「利益」でわかる?

 会社の業績を見る上で、特に注目したいのが「経常利益」です。
「経常」という言葉が表すように、経常利益は会社活動の総決算。営業利益は本業の業績のみに左右されますが、経常利益は会社の資産運用や借金など、事業全体にかかわる数字だからです。会社の収益性を把握する判断材料として、金融機関や取引先が最も重視しているポイントとなる場合があります。
株や債券(社債)を買う場合、この「経常利益」は非常に参考になります。
また、就職活動においても、この見方を知っていれば、
「この会社の経営は安定しているな」逆に「危ないかも」
と、危険を回避できる可能性があります。

 例えば、経常利益が赤字なのに、当期純利益が黒字となるケース。これは、事業は不調だったものの、それ以外の臨時収益で黒字となった状態です。つまり、最終的には黒字となったものの、それはたまたま臨時収益があったおかげで、経常利益がマイナス=会社の経営は危険信号が灯っているということになります。逆に見れば、最終利益が赤字でも経常利益が黒字であれば、今後その企業の業績が回復する可能性を秘めているわけです。

平たく言えば、たくさん儲けて、経費が少ない、借金も少ない企業が安全ということです。
よく日経新聞に書かれるのが、純利益のところに「株の売却で黒字化」などです。
経済新聞・経済誌は意味が分かれば、楽しくなってきます。

特に今は、資産運用している人が増えています。
書類を見ても、わからないから、すぐ捨てるという方も多いと思います。
でも、見方がわかれば、「自分を助ける」きっかけになりますので、参考にしていただければ幸いです。

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