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おすすめの本 自意識過剰 酒井順子著

2019-07-31 07:47:49 | 日記
子ども達にとって楽しい夏休み。
ちょっと大人の本ですが、十分中学生でも読めるエッセイです。
大人と言っても読みづらいのではなく、共感が今一つという意味です。

酒井順子さんは、「負け犬の遠吠え」の作者で、
ここから名前が売れたと言えます。
今の基準には当てはまりませんが、少し前まで、
30歳以上・独身・子供なしは、負け組と言われていました。
多分今は35歳くらいになっているかもしれません。
今から30年ぐらい前なんて、クリスマスイブの24歳までに結婚が、
華と言われていました。
時代を感じますね。

自意識過剰は、特に女性なら誰でも当てはまる要素を含んだ本です。
別に自分は「美人だ」と思っていなくても、
みんなが私を見ている、と思ってしまいがち。
特に髪を切って美容院を出た後など、
そんなわけはないのですが、
知らない人とすれ違っただけで、
「あ、今の人、私が髪を切ったってわかっているな」
と、ドキドキしてしまいます。
そう、みんな私が髪を切ったことに注目している!!
これが知っている人に会おうものなら、もうドキドキは、
恋をしているかのようなぐらいな勢いになります。
自分でもわかっているのです。
でも、そう思ってしまう。
そういう要素を含んだ本です。

大人も子供もクスッと笑える面白い1冊です。



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