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なぜ高校は指定校推薦を嫌うのか? 参考用

2019-10-29 07:45:53 | 日記
昨年度の大学入試は、
「この生徒なら絶対合格する」
という生徒が、不合格という事態が全国的に発生しました。
実際我が子が通学する中高一貫校も、同じことが起き、
学校は大変だったようです。

それは、

指定校推薦


を選択した高校が全国的に多かったことと言われています。
指定校推薦は、通常ほとんどのの大学が実施する推薦入学と違い、
受験したら、ほぼ100%合格するという制度です。
ただし、新設の高校は、まずこの制度はなく、実績のある進学校は、
かなりの指定校になっている学校も多いです。
ですから、本人よりも、保護者がこの制度を利用して合格させたい!!
と思っているパターンが多いです。
でも、高校側はそうでもない。
まず、この指定校制は、合格後の辞退を学校側は認めません。
例えば、指定校制を安全パイにして、難関国立を受けて受かっても、
ダメです。

これは、後輩の指定校制の道が閉ざされてしまうからです。
ですから、私の勤務していた進学校は、300人生徒がいて、
結構な難関私立の指定校制があっても、たった一人、
両親が公務員の子だけが指定校制を利用して行きました。
授業料が払えないから、行けれなくなったということがないように、という学校側の考えです。

また、昔は結構その学校も、指定校制を利用して、バンバン合格者を出していました。
でも、この制度の場合、当然合格した生徒は、勉強をせず、
まだ受験が残っている生徒のモチベーションが下がってしまった、ということで、
なくなってしまったということです。
※全国的に公立高校は、こういう考え方が多いです
ですから、学校側が嫌うのです。

でも、来年度は、いよいよ共通テスト導入。
民間の英語でごたごたはありますが、この制度は変化がないでしょう。
となると、やはり、今年・来年も指定校制利用者は多いのではないでしょうか。
大変な時代ですが、のりきって頑張っていきましょう。


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