陽気にカヤックフィッシング

安全第一、KFは楽しいが危険もいっぱい。
釣りは釣果より楽しみを釣りましょう♪
謙虚に楽しく遊ぶ!最近、益々充実!

切り組3

2011年05月29日 | 自作の釣り具
今回は手元の切り組です。
カヤックフィッシング用の手元のコンセプトは前回に示した通りですが、改めまして・・・

・スコッティーのロッドホルダーに抜き差ししやすい
・短い手元だからといって手首に負担が掛からない

です。なので手元はこの様にしてみました。

因みにちぎると手元端部はこんな感じです

ちょっと短い印象を受けるかもしれませんが良いんです。これは好みの差です。
私のイメージでは
・リールシートを握ったとき竿尻が(手元の端部)手首と肘の中間ぐらいにあること。
・さらに安定に竿を操作出来ること。
と言うわけで竿尻に肘宛を付ける予定です。
では早速、胴と手持ちをスゲ込む部分の加工をしましょう。
まずは例のごとく、凧糸を巻いて竹が裂けないようにしておきます。

続いて粗めの丸ヤスリを用意。

こんな感じのヤスリが加工しやすいです。

で穴拡げをしていきます。

竹を回しながらヤスリ掛けしていきましょう。
コツというか注意点は、穴口にヤスリが干渉しやすいので必要以上に広がって仕舞いやすい点です。
要注意です!
穴を拡げながら何度も抜き差しして穴径を調整します。
スゲ込みはの深さは5cm~10cmぐらいが良いと思います。で完成した状態がこの様になればOKです。
これを挿入すると延べ竿状態!一気に気分が盛り上がります。

最後にリールをあててイメージ通りか確認です。

ま~こんな感じでしょう。
もう1本は長めの仕様です。長いと一日釣りをしても楽です。


あと一本ありますがまた今度で!

取り敢えず2本切り組完了です。
さて次はいよいよ漆塗りです。部屋が臭いと怒られます(苦笑)
週末深夜にこっそり塗ることにします。

関東も梅雨入りしましたね。堤防ではシマダイが釣れる時期です。カヤックではマダイでしょうか。
天候に恵まれますように♪

切り組2

2011年05月27日 | 自作の釣り具
前回はついついお喋りが長く本題に行けませんでしたが今回は実際の切り組報告です。

穂持ちの何処で切断をするか決定するために素材を実際に撓らせ決めます。この素材なら私の場合先端から2番目あたりから切断とします。
切断する場所が決定したら切断部に凧糸で補強しておきます。

こうすることで竹が裂けないようになります。

そして切断!1年以上かけて乾燥させてきた竹の運命がここで決まってしまいます(笑)

もう後戻り出来ませんね^^

竹の穴を拡張します。
使う道具は私の場合ドリルです。これは素人向きです。綺麗に穴が空きます。

写真のようなチャックが市販されていますのでそれにくわえて作業すると非常にやり易いです。

この様にしてドリルで穴拡げをします。くれぐれも小径ドリルから徐々に大きくして下さい。

しかも押し込むことなく軽くゆっくりとやって下さい。そうしないと竹が裂けて悲惨な目に遭いますよ~。

完成っす。
ではでは穂先を挿入してみましょう。

ん~~~達成感(笑)。釣り竿っぽくなってきましたよ~!

先調子っぽくなりました。一応狙い通りです。ほっとした~
実は今回は3本平行製作してます。2:8調子2本と7:3調子1本です。
で、2:8の調子の1本は大物用。もう1本は中型魚用。7;3調子は小型魚用です。
しなりの差を写真で撮ろうと思ってましたが取り忘れ(爆)
調子の差は素材の特性と記事にしていない竹への「焼き」で決まります。まだまだ勉強中で飛ばしちゃいました。すいませんm(_ _)m
たんだん苦手なウルシ無理に近づいてます(苦笑)
さてさて、次回は手元の加工です。
ところで今週末も天気が良くないですね。おまけに台風まで来る予報です。
大人しくしていた方が良さそうです。

切り組

2011年05月25日 | 自作の釣り具
今回は切り組の話!いよいよ和竿の楽しい部分に突入です。
切り組とは竹を「穂先」、「穂持ち」、「胴」、「手持ち」のパーツに切り分け、自分の欲しい釣り竿のアウトラインを具現化することを言います。
切り組は市販の教則本にも例が示されています。しかしカヤックフィッシング用として書かれたものではなく、真似をして作成すると酷い目に遭ってしまいます。

そこでカヤックフィッシング用としてどのような釣り竿が実用性が高いのか拙い経験で考えてみました。
1)竿を持ったままもう一方の手で穂先に届くこと
2)道糸を流し釣りしているときの船首をかわし反対側に回せること。
3)びしょ濡れになっても性能機能に変化がないこと。
こんなところでしょうか。
特に竹竿は3)が大きな障壁です。

~前置きとして~
継ぎ竿はその仕舞いやすさから2本継ぎや3本継ぎなど色々あります。竹竿でも同じように継ぎ竿が存在します。では、何処で継ぐか?重要な問題です。継ぎ方によっては竿全体の調子も狂ってしまいます。さ~大変!

これは15年前に作ったヘチ竿です。2本継ぎにしていました。

この継ぎ目は矢竹を利用したインロー継ぎになります。こうすることで仕舞いやすくなります。

しかし、このインロー継ぎは便利な反面デメリットがあります。それはここから水が進入すると竹が水を吸って抜けなくなります(滝汗)

1度水を吸ったインロー部は、大の大人が全体重を使って引っ張り合ってもびくともしない程抜けなくなります。なので竹竿は通常、雨天やしぶきのかかる状況では使用出来ないんです。
今回もカヤック用で考えてますので確実に海水に曝されます。よって、インロー継ぎはNGと考えます。
なので、カヤック用は1ピースです。この考えが今のところ最もトラブルが無いようです。お奨めです。

では、何処で切り組が必要なのか?・・・・・・
それは、穂持ちと穂先の接合部と胴と手元の部分です。
(ここです~♪)

~穂持ちの切り組~
ここはかなり重要です。竿の強度、釣り味、魚のいなし、フッキング、アジなどの針の口切れなどは、このあたりの性能でで決まってしまします。(多分)
穂持ちとして竹を何処で切るかでその竿の顔が決まります。うまくいかない場合もあります。
しかし「趣味の和竿作り」である我々の場合、失敗か成功かは自分の好みや狙い道理であったかどうかで決めて良いと思ってます。失敗と思えば、また造ればよい!と言うわけです。
人によっては一般的には良しとしない切り位置で行い固い印象の竿を造ることもあります。

~穂先から胴までの長さ~
ここの切り組で考慮するのは何か?冒頭に書いた様にカヤックフィッシングでは1)と2)が大前提となります。
では私の見解ではこうなります。(14フィート級のカヤックを前提とする)

1)竿を持ったままもう一方の手で穂先に届くこと
 ↓
A:リールまたはリールシートから1ヒロ(約1.6m)
(理由:カーボンロッドに比べて繊細な竹竿ですので取り回し易さは長持ちさせるコツです。
また、和竿愛好者の中では竿=釣り竿長+腕の長さで考えるのが一般的です。つまり、腕も釣り竿として魚とのやり取りをします。カーボンロッドのように腕を縮めて手持ちを脇に抱えてやり取りすることはあまり一般的ではないんです)
好みもあるので絶対ではないです。ただし、堤防や遊漁船に於いて竹竿で魚とやり取りしている姿を見たことある人なら解ると思いますが、腕を伸ばし、道糸は常に竿と直角になるように保ち竹の性能をフルに引き出すように行っています。)

2)道糸を流し釣りしているときの船首をかわし反対側に回せること。
 ↓
A:腕の長さも含めて2m以上
(理由:リールシートより前は1.6mあります。この段階で腕の長さを含めると2mを軽く超えます。船首までは約2m程度ですので自艇に合わせて決めると良いですね^^)

~手元の長さ~
ここは、完全に好みだと思います。但しカヤック特有の悩みとしてスコッティーのロッドホルダーへの抜き差しは結構なストレスですよね。
なので、やたら長くするのではなくロッドホルダーへ抜き差しし易い長さがよいです。
でも、短すぎて手首に負担が掛かる様ではせっかく作った竿を使わなくなってしまいます。塩梅が重要ですね^^

さて、前置きはこの程度にしていよいよ切り組です。

あれっ?
もうこんな時間か!!続きは次回へ~~♪


矯め木製作

2011年05月21日 | 自作の釣り具
和竿作りに欠かせない「矯め木」と言う道具が紛失!
仕方無しで製作しました。
本来なら樫の木で作れば丈夫ですが、何でもない木材でもノープロブレム!
さくっと3個製作しました。(原価80円の木なので@26円です)

どのように使うかというと写真のように・・・・・・

竹の素材を矯正するときに使用します。
これでいつでもタメの作業が出来ます^^
穂先も準備!
オモリ負荷で5号~30号程度のソリッド

穂先の差はこの様に比べてます。

太さだけで柔らかさは決まりません。結構個体差有り。チェックすると面白いです。
さて、明日の午前中は運動会。午後は雨の予報。矯めと焼きで過ごそうと思います。



またまた仙台へ

2011年05月18日 | 出張
今週も仙台へ出張。なかなか忙しくなって参りました。
新幹線にはステッカーが!


55ステッカーを今度貼ってみようかと・・・・(嘘です)
仙台への人の動きが出てきたのか、自由席満員で立ちの人も居ます。


仕事中に少なくても5回ぐらい地震がありました。まだまだ、余震が続いています。
首都圏ではほぼ余震も治まり放射能以外怖さが薄れていますが、東北地方はまだ全然です。
ただ、地元の人は地震に慣れてしまったようで震度3ぐらいでは全く平常業務。揺れる電車でしゃべる女子高生ぐらいの感じ・・・・揺れに何の反応もしません。
私が「今地震ですよね」と聞くと
「素人はこれだから困る。このぐらいは毎日3回以上はあるよ。いちいち反応しないよ」
だって(笑)。たくましいです。
「でも、大きな地震になるかならないか大体予測つくようになった。だから大体の人は心の中では身構えてるよ」と言うことです。
それぐらい地震が日常化してしまったようです。

ところで、仙台近郊を車で走っているとカートップのアルミボートを積んでいる人がいました。一部の人はもう釣りを再始動したんだと!感慨深かったです。

夜は定宿前の居酒屋さんで一人夕食っす。

今日はアジの刺身と冷や奴で生ビール。
仕上げはイモ焼酎のロックと何故かナポリタン(爆)

ここ居酒屋なんですが、ナポリタン激ウマでした♪

2日目はまたまた車で移動。素晴らしい岸城のスナップをどうぞ!



リンゴ

帰りの新幹線の車窓。

東北でも田んぼに水が張り始めました。季節は確実に移ろいで行きます。