金剛山四季の花

金剛山(1125㍍)で撮影しました、四季折々の山野草を中心に
登山、催し、花など、宝石箱のような忍者のブログです。

トレッスル橋・中古沢橋梁(南海電車)

2024年09月06日 07時52分31秒 | 電車

久しぶりに電車に乗ってきま
した。行き先は南海電車・上
古沢駅(高野線)駅から20分
ほどの所、深い谷に架かる
レッスル橋・中古沢
橋梁が目
的地。
トレッスル橋と言えば、
余部鉄
橋(山陰本線)が有名
ですが、
今は保存のため一部
を残すだけ。規模
は違います
が、中古沢も
余部も構造は同
じ鉄橋、、、

中古沢橋梁への中継点・上古
沢駅(木造の無人駅)

標高230㍍の駅から下り、こ
の「高野山森林鉄道跡」(ト
ロッコ道)を進みます


高野山森林鉄道とは、、、明治
の後半から木材搬出のため、
日本の国有林初の森林鉄道が
作られました。九度山貯木場
(現在の道の駅柿
の郷)~高
野山約28㌔の間(最終的には
本線・支線合計で約45㌔に)
最初は人や牛の力で運んでい
ましたが、昭和3年に内燃機
車が導入されました


木材搬送中の機関車



昭和29年から始まった高野山
有料道路の
建設工事が、昭
和34年一部線完成。と同時
森林鉄道は廃止され、トラ
ック輸送の時代に入りました。
軌道跡は現在では生活道、
ハイキングコースなどに形を
変え、使われています


森林鉄道橋脚跡。他にもトン
ネル跡などが残っています。
ここでトロッコ道とは別れ、
目当ての橋梁へ、、、


こんな注意書きが、目に飛び
込んでき
ました。イノシシと鉢
合わせしませんように、、、


すぐに橋梁到着。思っていた
よりデッカイ。見上げると迫力
すごいな!


昭和3年に開通。高さ33・4
㍍、全長は67・6㍍。トレッス
ル橋を採用した理由は「深く
て複雑な地形に合った構造」
だから


通常、橋脚と橋桁は別形式で
作られるのですが、この橋梁
は鉄骨を組み上げた、一体構
造の大変珍しい形式

建設工事には、先ほど歩いて
きた軌道跡を走っていた、森
林鉄道も協力。切
り出した材
木を運び下ろした後、
帰りに
工事用の資材を運び上げまし
た。
おかげで工事がはかどっ
たそ
うです



橋を通過中の電車。音は聞こ
えますが、下からでは姿は見
えにくい




前も後ろもトンネル。しかも
50パーミルの急勾
配の難所
に、橋は架かっています


現役のトレッスル橋は、全国
でもこの
中古沢を含めても、
10カ所を切りました。ま
すま
す貴重な存在になってきた
中古沢橋梁、
いつまでも現
役で頑張ってや!


ご協力頂きました皆様、あり
 がとうございました


コメント
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