☆秘伝 湘南ではたらく税理士のblog☆    ・・・職人税理士の勘どころ・・・

湘南地区!?小田原で事務所を構えるローカルな税理士です。

気まぐれなまま、言葉を連ねています。。。

縦割り行政にみる医療の需要と供給というもの。

2010-06-29 13:37:38 | 病院経営
経済産業省は、国内の医療機関が外国人患者に高度な医療サービスを提供する

「医療ツーリズム」の拡大に向けて、患者受け入れを支援する新会社を

2011年に官民出資で設立する方針を固めた。(出所;読売新聞他)


この外国人患者の受け入れ拡大は、国内の医療産業を活性化させるため

政府が18日に発表した新成長戦略に盛り込んだ施策。


新会社は、中国やロシア、中東などの医療機関と提携してPRを行い

国内の病院との橋し役を担う。

政府系機関による出資を検討しているほか

民間からは医療機関や旅行会社などの出資を募る方向のようである。



経産省は、会社設立に向けた準備費として今年度に約1億円の予算を計上。

7月から専門の通訳者などを募集して

外国人患者の受け入れを希望する国内の病院の調査に乗り出すようである。



医療ツーリズムに熱心なシンガポールやタイは

中東などから年間数十万~100万人の患者を受け入れ

旅行、ホテル業界の収益拡大にも貢献している。

たしかに経済を掌る経済産業省サイドからすれば

魅力的な施策であるし、他国からすれば日本の最先端医学を受けられるのは魅力であろう。


だが、ここで少し日本国内の医療環境を考えてみたい。。。


今日の日本の医療崩壊は深刻な問題。


しかも解決策はいまだ示されていない。


んんん・・・!?


なんだかおかしな方向に進んではいないか?!


医療経営における安定が先か?


国内における医療供給の安定が先か?


なんだか鶏が先か?、卵が先か?の議論ではあるが


どうも現在を医療政策を鑑みると


経産省の動きには!?と感じざるを得ない。


税理士である私が医療経営のグローバル化に!?というのも


おかしな話のように思われるかもしれないが


社会責任関連会計を研究領域とするものの端くれとしては


この動向にいささか疑問を感じるのである。


まずは国内の医療供給の安定が先ではないかと・・・



・・・すべてはクライアントのために・・・

近藤誠一税理士事務所http://www.kondokaikei.jdlibex.jp

・・・つづく・・・



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