一人山行

長野県の山を中心に一人で山行した記録や感想や
その後大阪富田林に戻っての近郊の記録

2009.10.3 天気になりそうで急遽山行した剱岳1日目 

2009年10月06日 | 北アルプス
前日の午後、ネットで立山の天気予報を確認すると土曜日が朝方雨だが午後曇り、日曜日が晴れの予報になっていたので、今年最後のチャンスと思い、思い切って剱岳に行くことにしてあわてて準備をする。

早朝4時過ぎにアパートを出発し、佐久ICから長野ICへ随分雨降る中、車を走らせ、長野で西友に寄ってパンを買い、白馬有料道路から美麻経由し2時間かかって扇沢にやっと到着。

扇沢の無料駐車地に停めて素早く支度をして、室堂往復チケット8800円を購入して始発のトロリーバスに乗り込む。

小雨降る中、黒部ダムを歩いた後、ケーブルカー、ロープウェイ、バスを乗り継いでやっとのことで室堂に到着、外は立山の稜線が見えるものの雨が降っているので合羽上下を着込み、やっと室堂バスターミナルを出発する。

出発する頃には降っていた雨も止み、みくりが池から雷鳥平に下り、合羽を脱いで少し休憩してから、これから登っていく剱御前小屋までの登山道が見えたのでおおよその見当をつけてから雷鳥沢尾根に取り付く。

岩ガレの多い道を多くの登山者が登っていく道を快調に進み、途中一度水を飲んだくらいで一気に剱御前小屋まで登る。

予定よりかなり早く着いたのでゆっくり休憩することにして、途中で知り合った富山の若い男性と色々話をした。

彼は剱沢にテントを張って明日剱岳に登るとのことだった。

カップ麺を食べ終える頃に、時折ガスが切れて曇天から青空が覗き始めたので、彼が進めてくれた別山北峰から見る剱岳の眺望が素晴らしいということを聞いたので別山に向けて登る。

別山はほんのすぐに登れ、途中の稜線上からガスの切れ間に剱岳が圧倒的な迫力で姿を表わしだしたので、常に剱岳を確認しながら北峰へと足を向けた。

別山北峰に先行者一人がずっとカメラを構えていてシャッターチャンスを窺っている様子で話をすると剱御前小屋に泊まり、明日剱岳に登るとのことだった。

別山北峰からの眺望は期待に違わず素晴らしく、雲海の上に浮かぶ剱岳がガスに見え隠れするような展望だったが雲海の上は秋の高い雲と青空が広がっていたので、風が強くて少し寒かったが我慢しながら、こちらもシャッターチャンスを窺いつつ、絵画を見るような風景を堪能した。

半時間余り佇んで写真を撮ったがガスに覆われる時間が多くなってきたので諦めて真砂岳や雄山への登山道を確かめてから、ゆっくりと剱御前小屋に下山し、そのまま剣山荘に向かい岩が折り重なった道を下って、やがて剣山荘に到着した。

剣山荘では石鹸は勿論使えないが綺麗なシャワーがあって汗を流すことが出来たので一日の疲れが取れ、すっきりした気分になれた。

今まで山小屋で風呂やシャワーに入れたのは八方池山荘とここ剣山荘だけである。
夕食は5時からでテーブルには横浜と埼玉から来た女性二人連れと名古屋から来た単独男性と大阪の河内松原から来た夫婦連れとので、山談義や大阪のことで話が盛り上がり、心弾む楽しい一時を過ごすことが出来た。

食事後、明日出発するにあたり、余分なものは小屋に置いて行けるので荷物をサブザックに整理し、準備をして7時過ぎにはもう眠りについた。
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