かえるところ

田舎のおうちで何をしよう。ひとまず家族でリフォームし、私は野菜を作ってみよう。

サシガモイ

2005-11-10 21:26:31 | 古民家再生
座敷北側の
差しがも居を取り替える。
そこにシロアリが住んでいるから。

差しがも居は
柱と柱をつなぎ、
家を支える大切なもの。

この古家を建てた大工さんは
もしかしたら
かなりな臆病者だったのかも知れない。
これでもかこれでもかと
驚くほど頑丈に建てられている。

差しがも居も例外ではない。
そのため
取り外すのも大変!

まず連結部を残した
中間部分を切り落とす。

そして残った部分を
引っ張り出す。
えいっ、
まだ残ってる、
えいっ、
まだ続いてる、
えいっ、
ということで、結局
柱をつき抜け
その向こうの部屋を支えている
差しがも居にも
突き抜けるように
組まれていた。


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2 コメント

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Unknown (syugyousou)
2005-11-10 23:34:03
臆病…

そうかもしれませんね。



造った自分が生きてる間に壊してしまう

最近の家とは違って、



後の面倒を他人に託す

昔ながらの家。



ああもして置こう、こうもして置こう…

それでも、完璧はない。



臆病…

なるほど。なるほど。





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Unknown (のら)
2005-11-11 21:19:12
ときどき突然知らないおじさんがやってきて、古家の中をじろじろと観察して周り、ということがあります。先日もそうでした。その人いわく、ここまで念入りに設計しなくてもじゅうぶん耐久性はあるだろうに、まあ、几帳面な大工だったんだなあ、とのことでした。そんなことを聞いたので今回のような記事になりました
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