コーマーのコンシャス的ライフ

意識することによって、見えなかったものが見えてくることがあります。

大変化の年越し

2008年12月30日 20時25分30秒 | 意識的生活
ブログの更新もだいぶしていませんでした。
昨日仕事納め、やっと物事をじっくり考えられる時間がきた、またそんな時期ですね。

今、周りを見渡すと大不況の連呼で、重苦しい中の年越しという感じがします。
この状況は以下の本が参考になるかと。。

大恐慌入門 何が起こっているか? これからどうなるか? どう対応すべきか?
朝倉 慶(あさくら けい)
徳間書店

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びっくり現象(船井流)が起きています。
あの世界最強のトヨタの赤字転落、上場企業が過去最高の倒産数、各種指標のかつてない落ち込み等々。。。
誰が今年の年初にそんなことを予想できたでしょうか。

100年に一度の不況といわれていますが。。
経済対策、来年度予算等、政府の対策をみても、この国難を乗り切れるようにはみえません。
麻生内閣の支持率は景気の落ち込みと同様に落ち込んでいるのがなによりの証拠でしょう。
 この国を運営する政治家、官僚、財界人とその運営システム、旧態依然としたものにみえて、この変化に対応できないとおもってしまいます。

で自分の現状認識です。
あくまで個人的なものですが。。。
来年の国内自動車販売が500万台を切るといわれています。
この台数は1977年頃の台数だということですが。
そうすると日本は輸出産業として(資源を輸入して、それを加工し輸出する形態)やっていく前の状態に戻ったとおもいます。
 車に限って言えば、インドのタタモータースという会社が25万円という破格の車を作っているわけで、新興国で低価格で車をつくれるようになったことを考えると、単なる移動手段としての車は輸出できなくなった。
単なる工場としての役割は終わったのではないかと。
 前々からそういうことは云われていましたが、この変化でより明確になったおもいます。
そうすると今より大幅に輸出量は落ちますから、もうこれだけではやっていけません。
外需がすべてダメだというわけではありませんが、輸出産業は最先端、環境技術をつかったものしかなくなるとおもいます。

自分の足元、内需をみてみると。。。。
輸出産業が不振で軒並み株価を下げている、ということはそれに代わる内需産業が育っていないと誰か仰っていましたが。
 これまで日本は経済効率のよい産業に力をいれて、農林漁業などの第1産業をなおざりにしてきました。
これらの産業は、後継者不足、儲からない、3Kという悪いイメージしかなくなっています。
 でもその国の資源などの基盤によって自給自立していく、成り立たせていくことは国として基本的なことだとおもうのです。
だから第1次産業に力をいれるべきではないかと。
これはいうなれば地方振興、多極分散型の経済へのシフトとも云えます。

キーワードは共存共栄型、持続可能であること。。。
そういうことを推進していくべきだとおもいます。

来年は今以上に大変化の年になるでしょう。
その変化に飲まれることなく頑張っていきたいですね。


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