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環境の権威であるレスター・ブラウン氏が不耕起栽培の効果について言及していたので紹介します。
以下転載
土壌を守るのに役立つ比較的新しい手法としては、土壌保全型農法(不耕起栽培と最小耕耘法)がある。作物のためには土壌を掘り返す耕起回数が少ない方がよい、ということが農業生産者にも認識され始めている。<中略>新しい農法では作物の茎や葉で覆った未耕起の畑に直接に種子を埋める。<中略>土壌が掘り起こされるのは、種子をまく細くて浅い溝を刻む際の一回だけである。
土壌保全型農法はアメリカのトウモロコシ作付面積の37%、大豆の57%、小麦などトウモロコシ以外の穀物の30%に用いられている。
アメリカの不耕起栽培面積は700万ヘクタール(1990年)から2400万ヘクタール近く(2003/04収穫年度)まで、3倍あまり拡大した。国連食料農業機関(FAO)の最近の報告によれば、ここ数年ヨーロッパ、アフリカ、アジアで不耕起栽培が広がっている。不耕起栽培は風食・水食を抑制する-とりわけ水食防止に効果がある-だけでなく、土壌の保水力と炭素含有量〔つまり、土壌の炭素固定量〕を高め、さらに耕起に必要な石油使用量を削減する。
以上
近代農法が象徴的なアメリカがそれほどの面積を不耕起栽培でやっていたとは驚きです。
日本ではまだまだ認知されていないのがもどかしいですよね。
私は庭をはじめて改造した時に広範囲に耕したので土地が痩せる感じがあったんですよね。渇きやすくなって苗がよく育たない。やっぱこれからは不耕起ですね!
雑草の除去は農薬を使うのが残念ですけど。。
畑は耕して、雑草とってという原則は逆に囚われているともいえます。
不耕起草生の未来を懸けて、人類の未来を懸けて(大げさ)頑張りましょい!