コーマーのコンシャス的ライフ

意識することによって、見えなかったものが見えてくることがあります。

植物工場

2009年01月14日 21時31分49秒 | 
気になる記事を見かけました。

以下転載

「植物工場」普及を本格化へ=新たな雇用の場に-経産・農水省

 経済産業省と農水省は、施設内で光や温度、水を人工的に制御して農産物を生産する「植物工場」の普及促進に本格的に取り組む。植物工場は、安全な国産農産物を安定供給できるとして注目を集めている。両省では、2009年1月に同工場研究のためのワーキンググループ(WG)を設置。食料自給率アップとともに、企業立地促進の観点から支援策を検討し、地域の新たな雇用の場に育てたい考えだ。
 建物内で農産物を育てる植物工場は、計画的な栽培・出荷ができる上、農薬使用も最小限で済み、「洗わなくても食べられる野菜」の生産も可能だ。このため消費者の「食の安全」志向の高まりを受け、食品メーカーなどによる設立が相次いでいる。
 ただ、農業か工業かの線引きがあいまいなため、建築基準法の規制をどうするかといった制度面が未整備な上、設立の支援制度がなく中小企業が参入しづらいのが実情だ。このため両省では、商工業者と農林漁業者が連携して新事業を創出する農商工連携事業の一環として、普及に向けた支援策などを検討することにした。
 WGでは、まず全国の植物工場数などの実態調査を実施。その上で、事業者が参入する際の設備投資減税や新たな補助制度について検討する。一方、住宅地への立地や空き店舗の利用といったさまざまな形態に対応できるよう、都市計画法などの規制緩和についても議論する。


 知らなかったのですが、人工照明で密閉したこうした野菜工場はいくつかあるようなのです。
自分はこうしたあまりにも人口的なものは反対です。
 現在は照明に経費がかかって、採算が取りづらいということです。最近普及しだしたLEDを使うと経費削減できるからいいみたいなことをおっしゃていましたが。
 経済的理由のために人口的に収穫時期を早めたり、遅くしたりと自然のサイクルを無視することは、ないほうがいいとおもうのです。

 また、このような栽培では水耕栽培で栄養価のある水をつかうということですが、やはり自然がつくりだした土壌には敵わないのではとおもいます。
 土壌には数えきれないほどの微生物が住み、生物多様性があり、バランスがとれるようになっています。
 人間の科学では生物たとえばノミ一匹でもゼロから創りだす力はないそうですから、その科学によってつくられた野菜は自然に育てられたものに適うはずはありません。
できた野菜は問題は出ていないのでしょうか?
 今の野菜作りさえ、昔つくられた野菜と比べるとミネラル分は大幅に減っているそうです。
やはりできるだけ自然の営みに委ねるほうがいいように思います。

 この不況への対策として、農に力を入れるということに異論はありませんが、あまりにも不自然なやり方は反対です。
しかもこのような施設栽培は資金力があるところしかできません。
 このようなものに力を入れるより、今ある農家を救う政策、支援をしてもらいたいです。
もっとやるべきことがあると思うのです。
 ただ経済原則だけで物事をすすめることは、ろくなことにはならないとおもうのは、今の金融崩壊を見てわかるとおもうのですが


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1 コメント

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あまりにも突っ込みどころ満載 (スルッとKANTO)
2009-01-29 18:40:59
http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Keyaki/7891/agri/37.html

まず、植物工場化により、農薬は減らせる、というより普通は農薬ゼロになります。
一部で養液栽培(水耕栽培)の問題点を指摘する声もありますが、
某社が開発した培土栽培方法なら、その心配もない。

この点でも、安全性が極端に高まる。

また、照明光をLED化することにより「植物の成長に最適な波長」の光を
照射することができる。
あるいは「特定栄養素を強化する光」を照射することも可能。

そもそも、「太陽光は必ずしも植物の成長にとってベストではない」のです。
有害なUV(紫外線)もありますし。

また、天候リスクから遮断される点も大きい。

決定的なのは、立体利用が可能な点。
これは極論ですが、六本木ヒルズ並に超高層化すれば、
恐らく単位面積当たりの収穫量は、露地栽培の1,000倍になる。

季節・昼夜を選ばないので、コメとかでも年に3~4回収穫できる。
背丈の小さい苗状態のステージでは、ビルの1フロアに10段設置できる。
その後背丈が伸びてくれば、5段組み、3段組み、と移転してあげればいい。

そもそも植物側を植物工場にカスタマイズして品種改良を加えれば、もっと多収量になる。

ということで、植物工場にすることで、生産性は露地と比べると
「天文学的」に向上します。
しかも安全性が高まる。

しかも、従来の農業にあった重労働から開放される。
多くの授産施設で、障害者の働き場として植物工場が注目されていることを
ご存じないのですか?

大資本でないとできない、ということは全くなく、「一部屋での植物工場」もできます。
リタイアした老夫婦が、余った子供部屋で植物工場を副業と趣味で行なう、ということも可能。

破綻している日本農業を革命する救世主です。