大阪の実家に用事があったので、帰りにソニーストア大阪へ寄ってきました。
展示機は、M4、M5、M6が3台並べて置いてありました。
その向こうにも、M1M2M3が並べて置いてあります。
6台併売とは、多分前代未聞ではないでしょうか?
裏を返せば10年近くたっても、M1の完成度は素晴らしく、色褪せない存在だということです。日進月歩のデジタル界において、これは特筆すべきことだと敬意を表します。
混んでいるときは10分云々って書いてありましたが、だれも見ていなかったので、しげしげ見ました。
まぁ、比較サイトではありませんので詳しいスペックはそちらの方にお任せするとして・・・・
大きさはM4やM5とほぼ一緒。
レンズさえ繰り出さなければ、どれがどの機種かはさっぱりわかりません。
RX100は良くも悪くもスタイルはまったく変わりません。
以下、私が見たチェック点です。(あくまで展示機械、私の主観あり)
<起動時間>
起動時間もM4,M5,M6と、体感的にほぼ一緒です。コンマ何秒か早いとかスペックにありますが、敏感な人以外気づかない程度(だと思います)。
<AF>
AFも早く、サクサク撮れそうです。SDカードが入っていなかったので、実際は試せませんでしたが、これは私がM4を使っているのでなんとなく分かります。
M5よりスペックが上がっているそうですが、どうやろ・・・動きの少ない店内ではわからず。
人が歩いている程度だと、M5でも十分。否、M4でも十分。
<望遠>
望遠のスピードも2段階選べるようで、高速にすると、ストレスなく200mmまで伸びます。
カメラの後ろに、バッグとかアクセサリが売ってたんですが、M5だと広角的にしか写せませんが、M6だとさすがに大きく写せます。
ここは望遠のありがたみ。この望遠のレンズがほぼ従来のRX100シリーズと同じ躯体に入っていると思うと、ソニーさん凄いです。
<撮影距離>
体感的に広角端はM4よりも寄れないです。シャッター半押しして緑にならないってことはフォーカスが合ってないことですよね?
シャッターはその状態でも切れるんですけど、実際はどうなんでしょ。広角側8cm~、望遠側100cm~が撮影距離。
望遠側はもちろんお話にならないくらい近寄れません(笑)
けど、どなたかが書いていらっしゃったんですが、「大きく写せる距離」っていうのがあって、その基準で行くとM6はかなり優秀とか。
ということは、これも『慣れ』の問題で、撮っている内に、アップできる(大きく写せる)感覚が養われてくるのかもしれません。
最近、パナソニックのライカ12-60mm F2.8-4.0を頻繁に使い、近くから遠くまでストレスなく近寄れて撮れるのにすっかり慣れてしまっていて・・・
あっ、コンデジにそこまで期待してはダメですよね。
<タッチスフォーカス>
初めてのタッチモニタ。
確かにこれは便利です。指でポイントしたところに四角マークがついて、半押しするとそこが緑になったので、確かにフォーカスがいってます。
タッチシャッターはSDが入ってなかったので試せませんでした(たぶんこのせい?)。メニューで切り替えたんですが、シャッターは切れなかった。
カード入れると切れるんでしょう、きっと。(ていうかプレビューがオフになっていたのでひょっとすると気づかぬうちにシャッターが切れてたかも)
でも要注意!!
撮るとき、見るときはタッチが効きますが、メニューを選択する際はタッチが効きません。(←多分です、間違ってたらごめんなさい)
<モニター角度>
真下にも水平に向くようになりました。
ということは、かなり頭の上でカメラを構えても、画面が見れるという事。
モニターの画素数が少し減っている(たぶんRGBWのW部分が無くなった分)そうですが、店内で見比べる分にはそれほど違いは分かりませんでした。
晴天の戸外に出るとどうなるか・・・?
きっとそんな時はファインダーを使えってことですよね。
<ファインダー>
従来のように、「引き出し」「引っ込め」の作業が要りません。
ダイレクトにポップアップ・押し込みで開始、終了ができます。
これは便利になったな~と思いました。
その他、AF速度のみならず、動画のHDR対応やバッファメモリーの向上、地味なテレ・ワイドレバーの変更(笑)等魅力がてんこ盛り。
よくもまぁ、この小さなからだに収めたなぁ。。。
でも!でもです!!
私にとって致命的にガマンできないことがありました。
それは・・・
終了時のレンズの収納が遅すぎ!!
これ、致命的。
ひょっとすると展示機なので調子が悪いせいだったか?他機を触ってないのでわかりません。
終了ボタンを押して・・・・
あれ?あれ?止まってる?って焦るころにようやくウィーンって収納終了。
娘が「望遠側にしてるから遅いんちゃうの?」って言うから、ワイド側にして終了・・・・。一緒でした
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2018.7.2追記
レンズ収納についてあまり噂を聞かないのでいろいろ調べてみると、どうもbluetooth接続をONにしていると遅くなるようです。
終了時レンズ収納が遅い方は、いちどブルートゥースの設定をoffにしてみてくださいね。
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素晴らしくよくできたカメラですし、人によって感じ方、使い方が違うのでRX100M6を買おうとなさっている方は大勢いらっしゃると思うんですが、カタログだけで買わずに、ぜひ実機を触ってから購入してください。
だって、めっちゃ高いんですもん。
私にもしお金の余裕があるんだったら、M6は『買い替え』ではなく『買い増し』するカメラだと思います。
M3、M4、M5には明るいレンズがあります。それは大きな武器です。
実際触ってみて思ったことは、やはり、M6は従来とは違うラインのカメラだなぁと。
ということで、パナのようにタッチパネルがこなれていないこと、終了時レンズの収納が遅すぎることで、購入はナシという結論に。それに、以前の記事で触れた、NDフィルターがなくなったこと、PlayMemories Camera Appsも非対応(これに関しては目をつぶれるが)も私にとってはマイナスポイントです。
要するに、6台併売ということは、RX100◯◯が一番いい!と決めつける必要はなく、自分にあった用途・予算で選べばいいということなんでしょう。
電池の持ちを重視し、しかも4Kクリップが撮れる点とかで、私はRX100M4がこよなく気に入っています。4Kクリップは、4K対応のデバイスで見るとビビルほどキレイですよ~。
あっ、忘れてたんですが、私にはf2.8通し光学10倍、オリンパスSTYLUS1sがありますしね(笑) センサーが小さく大柄ですがホールドしやすく、十分に高画質だと思います。
以下RX100M4で少し写真を撮りました。(ハービスエントとかで)
DSC-RX100M4 F1.8 1/30秒 ISO400 24mm
ソニー公式サイトはこちらから。
◎https://www.sony.jp/cyber-shot/products/DSC-RX100M6/