天然酵母パンの店 パパゲーナ

2011年11月に閉店いたしました。
14年間、本当にこころからありがとうございました。

やっと新米を食べました☆

2014-11-27 18:03:08 | 畑のこと
5月の苗作りから始めたお米作りがやっと一段落しました。
無事に籾すりが済んで食べる事が出来ました。

野菜と違って食べるまでの道のりは遠く、機械に頼るところも多かったお米作りでした。
労力がかかった分、食べられるようになった時の喜びはひとしおです。
一年分の備蓄が出来るところも野菜と違うところでホッと一仕事を終えた感じです。
気が抜けて外仕事に出ることが少なくなってしまうところがまだまだ未熟者です。

こちらはもう何回も強い霜が降りていますが、
そんな中でも成長を続けている野菜たちはとても頼もしく美しいです。
思わずパチリ☆


9月の末に播いた葉物は虫が付く事もなくとてもきれいです。
霜が降りるととたんに成長する強者もいます。
とり遅れた二十日大根もまだ食べれますし、
初めてまともに出来た人参の味は野性味があってとても甘いです。

この時期の畑の様子は、朽ちていく命と生き生きとしていく命の両方を観察出来るので特に楽しいです。
これからの作業は、豆類の収穫、乾燥、調整と田んぼの溝堀りを残すだけです。
晴れの日が続くといいな。






あったか~い!

2014-11-04 10:15:47 | 日記
ここ数日は初冬らしく朝晩かなり冷え込むようになりました。
篠山は関西でもとても寒い地方です。
しかも私の住んでいる地域はその篠山でも一番寒いと言われているところです。
11月末には外のバケツの水が一晩で1センチ厚さに凍ります。

9月に軽井沢で個人で手作りされている方の薪ストーブを据えました。
ロケットストーブ式でとても燃費がよく、オーブンがついているため、ケーキやパンなども焼ける優れものです。
今は、ほとんどガスを使う事無くこの薪ストーブで料理をしています。

気密性のない古民家で冬暖かく過ごすには薪ストーブは必須と思い、私のライフスタイルにあったもの探しました。
あっさりと『これ!』というのが見つかり、わざわざ遠くまで運んで設置してもらいました。
一点一点丁寧に手作りされているストーブです。
その割りにはとても良心的な価格です。
無理な相談にも快く応じてくれて、低価格で高機能なストーブを手に入れることが出来ました。
作り手の顔が見えるものを日常に取り入れられることは喜びとなり心を豊かにしてくれます。

その薪ストーブとセットで最近毎日使っているのが、昔の炭行火(すみあんか)です。
この家の庭の隅に捨てられていたものです。
現代人の私は何に使うかわからなかったけど、何かとても質の良いものとの感じは見て取れたので捨てずにとっておきました。

寒くなって薪ストーブを使うようになって、こたつも欲しいねということになり、
母の幼い時の記憶を頼りにストーブから出た炭を入れて恐る恐る使ってみました。

すると、ものすごく気持ちの良いあたたかさなのです。
よく見てみると、とても機能的に作られていて、熱量も充分でとげとげしないやさしいあたたかさです。
炭行火だけ単独で使うと炭熾しが大変なので、面倒で使わなくなりそうだけど、
薪ストーブとセットだったら手間要らずなので、日常使いが苦になりません。
もう、本当に気持ちがよくて一度使ったら手放せません。
それに、薪ストーブを早めに火を落として炭行火に移行すれば、燃料の節約にもなります。
頭寒足熱で体にも良さそうです。

今度は七輪を上手に使えるようになりたいなと思っています。
薪ストーブを一つ据えることで、日常がガラッと変わります。
理想の暮らしにまた一歩近づきました。
うれしいです。


机の下に行火を置いて、


その上に熱に強い羊毛の毛布をかけて入ります。



お米を脱穀しました。

2014-11-01 19:44:31 | 畑のこと
秋も深まり、火が恋しくなる季節に移ろってきましたが、
みなさんはどのようにお過ごしでしょうか?

うちは、9月の末と10月の台風後に収穫した稲の脱穀が無事に終わりました。
ハーベスターと言われる随分前の機械を頂いたので、
それを使って半日ほどで出来ました。
水分量も適切と言われる15%台。
ほっと一安心です。

ご縁があって、収穫する機械のバインダーと脱穀機のハーベスターを譲って頂く事が出来たことはとても幸運でした。
その方のお手伝いもあり、良い状態でお米を頂く事が出来そうです。

初めてづくしのお米作りでしたが、いろいろな課題ややってみたいことが出来て、もう来年のことを考えています。
日本人にとってお米はとても大切な食料です。
お米作りにしても野菜とは違って特別なおもいがありました。
来年以降も良い状態で稲が育つように今から準備をしなければなりません。
まずは溝堀と排水路の確保です。(これが大変!)
田んぼは力仕事ですね。

こちらで知り合ったお米作りの達人から甥っ子が教わったことがあります。
それは、『男という字は田に力と書く。田んぼで力を出して働くのが男なんだぞ!ちゃんと手伝うんだぞ』と。
それを聞いた甥っ子と姪っ子は心に残ったらしく、
帰って来て自慢げに母に教え聞かせていました。
そして教わった通りに、小学一年生の甥っ子と3年生の姪っ子は、大人と同じくらいの働きをしてくれました。
本当に頼もしかったです。
3年半前に福島から必死で逃げて来たときは、まだほんの子どもだったのに。
子どもの成長はあっという間ですね。

野菜は私一人でも充分出来るのですが、お米は力仕事が多いのでやはり男性の力を借りなければ大変な作業です。

甥っ子よ。これからもよろしく頼むよ。頼りにしているよ。