天然酵母パンの店 パパゲーナ

2011年11月に閉店いたしました。
14年間、本当にこころからありがとうございました。

石窯でパンの試作を始めています。

2016-02-03 22:21:18 | パン工房
石窯完成からずいぶん時間が経ってしまいましたが、元気で石窯パンを焼く準備を進めています。

とりあえず昨年末から半年分の薪の調達をしていました。
製材所さんから買うのですが、4m 原木を製材するときに出る端材を分けてもらいます。
トラックで運んでもらったり、軽トラで何往復もして取りに行ったり。
友人に格安で分けてもらったり。

それを90センチに切ります。
チェンソーが使えたらいいんですが、まだ持っていないので丸ノコで地道に切りました。
(でもこれは危ないので他に方法を検討中。)
半年分確保出来たのでようやく試し焼きです。

先週から週に3回ほど焼いています。
石窯の水分が抜けていないのと私が慣れないのとで、なかなか温度が上がりませんでした。
今日、ようやく満足のいくパンが焼けました。
それでも何度も焼くには温度が下がっていってしまうのが課題でしたが、
今日、すごく良い事を思いつきました。
人間、『窮すれば通ず』。
試してみるのが楽しみです。

何もかも手作りでしているので、あっという間に時間が過ぎていってしまいます。
手作りの中でもヒットなのが、ホイロ(加湿温機)です。
母屋の床材や壁材などの端材を使って箱と棚を作りました。
熱源は炭です。
2回ほど使いましたが、とっても良く機能しています。

2月いっぱいは試し焼きをします。

思いの外、このブログを見ていただいているので、
写真はありませんがとりあえず報告します!







細かいこといろいろ

2015-12-24 19:11:54 | パン工房


石窯を使えるようにするには細かいものがいろいろ必要です。
まずは、石窯の入り口の蓋部分。
500度まで測れる温度計をつけて、3センチの杉板を椿の枝でつなぎ合わせました。

パンを出し入れするパン用のピール。
これは試作品です。
きっと使い勝手が悪いなど不都合があるかと思います。
まずはこれが無ければパンが焼けないので応急的に作ってみました。

次に灰出し棒。
エジプト式の石窯は、燃焼床と焼成床が一緒です。
灰をきれいにかき出してパンを焼きます。
これもきっと不都合があるでしょう。
改善しながら作っていくしかありません。




こちらは、作業台です。
天板は友人の家具屋さんに栗の木で作ってもらいました。
それに脚と引き出しをつけて完成☆

すべて木っ端や廃材を利用しました。
何しろすべてが初めてなので、改良したくなるだろうなと思ってのことなのですが、
案外それを何年も使っているなんてことになるかもしれませんね。



石窯が出来ました。

2015-11-27 18:10:10 | パン工房


ようやく石窯が出来ました。
顔である全面のレンガ積みは終わってみれば反省点ばかりが目立ちますが、
構造的には大丈夫かと思います。
それにしても、もうちょっと見栄えを重視すればよかったな~。
作り手そっくりの石窯となりました^^;

これからも石窯の隙間を埋めたり、作業台やキッチンストーブ、棚などを作っていきます。
12月には試し焼きが出来るようにがんばらねば!



石窯作り、終わりが見えてきました。

2015-11-03 18:29:58 | パン工房
石窯作りもいよいよ終わりが見えてきました。

母屋の改修の時にお世話になった左官屋さんがレンガ組みを手伝ってくれることになり、
2日間一緒に作業しました。

さすがプロ!あっという間に1m 積みました。
高所の作業は足場作りが大事です。
しっかりとした足場を作る作業から。
この辺りのことも素人ではなかなか出来ない細かい技や知恵があります。
糸を張って水平をとって、一個づつ丁寧に作業していきます。
一人でやっていた時は、どうにもやりづらくベタベタ粘土遊びみたいな感じでしたが、
やり方とちょっとしたコツを教えてもらうと格段にきれいに早くできるようになりました。




正面は、これからアーチを組みます。


ここをクリアすれば、ほぼ完成です!





火入れしました。

2015-10-20 20:42:30 | パン工房




今日は、石窯に火入れをしました。
完成はまだ先ですが、毎日少しずつ焚いてセメントの水分を抜いていきます。

焚き口も灰出しも煙突への排気も焼成口もみんなこの一つの入り口から行います。
よく見ると下から吸気し、上へ排気していく感じが煙で見えます。(写真だとわかりづらいかも^^;)
構造的にはOKのようで一安心です。

これから断熱材をカバーするレンガを400個以上積んでいきます。
そのレンガの総重量は1トン以上。

石窯全重量では、4トンくらいになるでしょうか。
ブロック、砂、砕石、パーライト、セメント、レンガなどの資源もたくさん使いました。
有効に活用しないとですね。