全く想定外の時代にタイムスリップ。自身も若い。10代後半(恐らく16~19歳)。
舞台は大都会の路地裏住宅。恐ろしく狭い階段と狭い部屋。うなぎの寝床と住んでいる住民。
需要の供給の微妙なバランスで生まれた世界だった。3畳位の部屋に3人で生活。押入れに一人、2段ベッドに2人。残った空間に日曜雑貨。どうも住んでいる住民はヤクザの末端構成員。親分の号令で動く生活の様だ。
何故自分がここの住民の部屋に居るかというと、やばいをして追われる立場になった知人が逃走先に選んだ知人のアジトだったのだ。何故かこの追われる立場の人と同伴している。
不思議な情景だけがそこで展開する。狭い空間での全ての生活。プライバシーなどは皆無だ。若い性の発散、飲酒、タバコ、自身は第三者の視線でその場で起こる全てを観ている。
突然変わる場面。セピア色の写真帳。開くと現れる風景、人物写真。実に懐かしい写真ばかりだ。50年前の写真帳。過去の自分の記憶を呼び戻す当時の写真が次々と現れる。
過去に一度も見たことのない写真帳だった。とても楽しめた写真帳だった。
かってウエーバーが夢の中で聞いた悪魔の素晴らしい曲。後の「魔弾の射手」の曲のヒントとなった。この時の事例に似た思いがけぬ体験をさせてもらった。
自身が体験したこともない全く新しい世界を夢の中で経験、発見してゆく。夢のすばらしさはそこにあるように思う。夢の中でヒントを貰う。現実の世界でためしてみたら、苦心惨憺していたトラブルが一気に解消したこともある。
ノーベル賞も名曲も夢を多く見ることが出来る人の才能の成果なのかもしれない。
訳も無く、突然現れる仮想空間。現実には起こるはずもない時代空間。そこでの第三者的立場での状況把握と時間の流れ。そこでの新たな体験は「バックツーザ・フユーチャー」の世界だった。自分が主人公で新しい世界が展開してゆく。潜在意識が求めるままに。
夢が途絶えるわずか前に「ああこれは夢だ」と気がつく。必死に醒める時間を延ばそうと努力をするが途絶えてしまう。
最後の抵抗は記憶の残るうちに残すこと。「夢日記」なのです。本日の夢日記。本当に面白かった。
何度手押しポンプで空気を補充しても改善しなかった。夢で原因が解った。「口ゴムを緩めて空気を入れ、口ゴムを占めてポンプを外す」これが出来ていなかった。
固く占めた口ゴムのままで空気ポンプを操作していた。
「夢さんありがと~」^^