しるしのないカレンダー

定年退職した自由人のBLOGです。庶民の目線であんなこと、こんなこと、きままに思ったことを書いてみたい。

統合校の文化祭

2012年10月28日 | Weblog

新潟市の中心部中央区のシモマチ界隈(下町)は超高齢化地区となっている。

新潟市中央区22のコミ協中高齢化率のワースト10のうち上位4コミ協がこの地区だ。

高齢者が多く、若い人が少ない。結果して小中学校へ通う児童の数は激減した。小生が小学校時代に6学年で2千人の在校生を数えた小学校は80名に。

同規模だった中学校は3学年で70名となってしまった。

中学校区で2つの中学校が1つに統合。4つの小学校区が1つの小学校に統合される計画が進んでいる。統合されても中学校で400名。小学校でも同程度の数の児童数だ。

弊害は部活に及ぶ。中学の大切な課外活動であるサークル活動が出来ない。全高で70名の現在の生徒数では多くのサークルは成立しない。スポーツ関連、文化関連、それぞれ一つ程度のサークル数となっている。全員がいずれかのサークルに所属している。

良い面は集中して残ったサークルをバックアップする方向性が生徒、保護者側で確率されている点だ。昨日の文化祭はその証を見る良い機会だった。

120年の伝統を誇る名門中学。2年後には名前が消える。生徒は最後の伝統を守ろうと実に健気な努力を重ねて来た。生徒全員参加の合唱曲はなんと8曲。指揮、伴奏、曲紹介、すべて生徒が行う。続いての吹奏楽部の演奏曲は3曲。今年のコンクールで銀賞を獲得した「斑鳩の空」4パート。Sing Sing Sing、フライング・ゲット、実に素晴らしかった。

どの位の練習を重ねて来た事か。OBとして感激した。アンコール!ブラボーの声が会場に響いた。アンコール曲はまんがの「サザエさん」のテーマソングだった。

全曲終了後の指導者(ボランテイア)との花束贈呈式。演奏中感極まって涙を流しながら歌い続ける女子生徒の姿。大勢の聴視者の感動を呼んだ。

誇らしかった。こんな素晴らしい生徒たちを指導した教職員の皆様。厳しい教育環境を乗り越えての指導に頭が下がる思いだった。

昨日は新潟市長と話をする機会もあった。厳しい教育環境下で素晴らしい活動をしている中学の生徒の文化祭の様子。お伝えできました。^^


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1 コメント

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Unknown (こーちゃん)
2012-10-28 04:43:15
努力は感動を呼ぶ。
指導者側、生徒側の強い結びつきが結実した「文化祭」だった。これほどの感銘を与えてくれた地域の行事。
厳しい環境が強めてくれた。^^
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