東京昆虫記

東京の自然環境に棲む昆虫たちの生態写真
.My Real Insects Photo Style in Tokyo.

昼飯よりトンボ

2023年03月15日 | トンボ
谷地で早春のチョウを楽しんだ後、オツネントンボの活動時間に合わせて生息地へ入った。

オツネントンボ ♂

まだ新緑が少なく枯れガマが目立つ景色の中、成虫で越冬していたオツネントンボが春の水辺にいち早く姿を見せる。活動初期のオスは非常に敏感でなかなか近寄らせてはくれない。レンズの先端からオツネントンボまでの距離はおよそ20cm。近寄れるタイミングを見極めて撮る楽しいシーズンの到来だ。

オツネントンボ メ♀

メスが水辺付近に出ていると言う事は、交尾の撮影チャンスがあるかも知れない。
そう思い、しばらく右往左往しながら交尾態を探した。
すると...

オツネントンボ(交尾)

越冬トンボ三種の中でも、圧倒的にオツネントンボの交尾の目撃例が少ない。なら交尾はいったい何時なのか?それを知りたく知見を深めて行く中で、活動初期にチャンスがある事を理解した。いやいや、そんな事は無く活動最盛期であれば、いつでも交尾態の観察が容易いと言うトンボ観察者の方がいましたらメッセージお待ちしております。昼休憩をしていたら確実に交尾態は撮り逃していたに違いない。フィールドに出たら昼飯よりトンボが優先なのはいつもの事。お友達は多少まってくれるかもしれないけれど、自然はまったナシ。この先、纏まった雨が降る事を願い、再び産卵のチャンスに合わせたい。

全てNikon D810+AI AF-S Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

撮影日:3月11日


最新の画像もっと見る