食いしん坊ケアマネ の おたすけ長屋!

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愛と実用のパスタソース

2009-12-22 | スタッフ
今日、私の事務所仲間である三人の女性から、クリスマスプレゼントを頂きました。


それにはちょいとだけ伏線がありました。
ちょうど一週間前の火曜日、ホームの忘年会で、私は三人にささやかなプレゼントを贈ったのです。

それは、クロス(十字架)のネックレスでした。



以前にも書きましたが、四ツ谷にカトリックの聖品を扱っている店が二件あります。

私は三ヶ月に二回くらいのペースでその店に行って、ネックレスやCDを物色してくるのです。
それら聖品のほとんどがイタリアやスペイン製、まれに英国産のものもありますが、どれも邦貨で300円から500円といったお手ごろ価格。
しかも行くたびに違うものが置いてあるのが楽しい。

まア、カトリック総本山のイタリアに於いては、聖品というより雑貨小物の類なのかもしれませんが。

それらの聖品は何とも言えぬ味があり、お手ごろ価格ということもあって、気兼ねなくプレゼント出来たのです。



でも、今日の「お返しプレゼント」は全く予想してなかったため、驚きました。

そして、そのピンクの袋を開けてみて、私は感涙にむせびかけました。

中には、10種類20食分のパスタソースが入っていたのです。

何たる愛と実用性に満ちた贈り物なのだろう…。

でも、それにも伏線があります。(こうなると複々線でしょうか…。)



私は昨年の暮あたりから、「貯金」に目覚めたのです。

この十二、三年は疾風怒濤の日々を送ってきたので、身も心もその日を生き切るのが精一杯、貯金どころではありませんでした。

ところが、施設ケアマネとして二年三年働くうちに、改めて「社会の仕組み」も勉強したし、頑張れば貯金できるていどの収入にもなっていました。

まして私は「おひとりさま中年男」、今後に備えて少しでも蓄えておくに越したことはありません。



何であれ「まとめ買い」すると安くなります。
そこで私は、「四割引き」という文句につられて、イタリア産パスタ150食分をこの四月にまとめ買いしたのです。

さあ、それからの私は、パスタを食べるのが「仕事」になりました。

休日は最低一食がノルマです。仕事のある日も、早く帰ったときはすぐに湯を沸かし、パスタを茹でていました。

節約のためにパスタをまとめ買いしたのですから、高いソースを使っては意味がありません。
自然、トマト系の瓶詰めソースの特売品を狙うことになります。

今日もパスタ。明日もトマトソース…。



私は、自分は大丈夫だと思っていました。もともと食べ物に好き嫌いはないし、その気になればカンパンでもしのげる…という自信があったのです。

しかし、さすがに夏を過ぎた頃から、「トマトソースのパスタ」には、ウンザリしてきました。

これじゃ、エサだ。いっそ、格安で教会のバザーにパスタを供出しようか…。

私のそんな弱音を、さすがに事務所の女性スタッフたちは聞き漏らさなかったのですね。

今晩、私はさっそく「たっぷりキノコのクリームソース」を食しました。
本当にキノコがたっぷり入っていて、美味しかったです。

これで、残りのパスタは74食となりました。

ついに折り返し点を回ったのです。マジック74。



やはり大切なのは、相手の置かれた状況を思いやって、個別性をよく観察し、それに適した援助をする…ということですね。

まるで紋切り型のケアマネ表現ですが、確かに彼女たちはそれをしてくれたのです。

今、私の小さな台所に置かれているパスタソースに、私は確かに、大きな意味での「愛」を感じているのでした。



助け合い。関わり合い。お互い様。






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