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おとなしい二十代

2010-06-20 | スタッフ
今日はホームで、六月生まれの方の誕生会がありました。





その後、あるご入居者から、こういう指摘を頂きました。

「司会の人の声が小さくて、何がなんだかサッパリ分らなかった。あんなのなら、もう誕生会はヤメタほうが良いと思いますよ」

確かに、会場の食堂からは、いつもの歌声も「おめでとうございます!」の歓呼も聞こえてこなかったのですが…。





今年に入って私のホームには若い介護スタッフが増え、今では半分近くが二十代となりました。

押しなべて、皆、真面目です。

粗野なところやヤンチャな言動はありません。

しかし、いっぽう、どこか「ハキがない」というのが、率直な印象です。





私自身、若いころには「ハキがない」と言われていました。

でも内心では「外から分るハキなどロクなもんじゃない」とも思っていました。

そんな私がこういうことを言うのは、我ながら「スジが通らない」気もします。

ほとんどのスタッフが、我がホームでこの仕事を始めたばかりなので、「まだ慣れてない」という面も大きいでしょう。

しかし、自分の若い頃の「大人しさ」とはどうも違うなア…と、思うのです。

その物静かさには、しばしば「諦観」の匂いを嗅ぎ取るのです。

もちろん、物心ついたときにはすでに「バブル」のカゲもカタチもなく、ずっと不景気と就職難を生きてきた彼らとっての「仕事」や「職業」とはどういうものなのか、私には想像がつかないところがあります。

ただ、いろんな「圧力」に潰されないように、注意し、辛抱して生きてきた影響は強く感じます。





明日の夜は、職場の歓迎会があります。

そこで彼らの「声」が少しでも聞けたらいいな…と、思っています。












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1 コメント

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こんにちは☆ (Rancho)
2010-06-23 06:21:31
はじめまして,いつも楽しませて頂いています。

 おっしゃる通りですね。まじめでしっかり考えを持った方も増えているようですね。
「悟りの時代」と自分たちの境遇を受け入れて無難に生きようとする傾向も出てきているようす。
 難しいことはわからないのですが、社会全体が考え寝あbならない時代に突入しているのでしょうか?
 できるだけ多くの方が幸せと感じられる世の中であってほしいですね。
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