いやあ、マツイヒデキがやりましたねえ!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_nika.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/good.gif)
なんと、ワールドシリーズのMVP!
それもニューヨーク・ヤンキースの五番打者として!
これは、スゴイことだと思います。
もっと言えば、モノスゴイことだと思います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/choki.gif)
私はこのニュースを知って、今日は七時で仕事を切り上げ、家に帰って何度もマツイのツーランホームランを見ました。
高い大きな弧を描いた、美しい決勝打でありました。
最近の若い日本国民には、女性だけでなく男性にも野球音痴が増えているようです。それによってこの偉業に対する適切な評価がされないと思うと、悔しいし、どことなく寂しい。
稀少性から言えば、仮にハルキ・ムラカミがノーベル文学賞を取ったとしても、ワールドシリーズのMVPの方が上かも知れませんよ。
野球はサッカーに比べれば世界的にはマイナー競技だ…とか、アメリカで一番人気のあるのは野球(MLB)ではなくアメフト(NFL)だ…とかしゃらくさいことを言う輩がいますが、いずれヘソマガリ・目立ちたがり屋の自慰的ヨタ話です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_en1.gif)
日本の戦後は、プロ野球と共にありました。
川上、大下の神代の時代から、王、長島の高度成長期、江夏、田淵、福本、山本浩二の人材豊富な団塊世代を経て、江川、掛布らが活躍した1980年代まで、プロ野球選手は最高のヒーローであり、プロ野球中継こそ最強のキラーコンテンツでした。
その「栄光のプロ野球選手」の背景には、しかし、越えようにも超えられぬ「大リーグ」の存在がありました。
実際、私もこう想っていたものです。
「大リーグに比べれば、日本のプロ野球なんてお嬢さん芸さ…」![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/niwatori.gif)
『巨人の星』で、星飛雄馬は厳父・星一徹によって「大リーグボール養成ギプス」を全身に装着されます。それによって星飛雄馬は大リーグボール1号を習得するのです。
それにしてもこの頃の「大リーグ」へのプロ野球ファンの想いといったら、全く別次元の世界、夢の世界でした。
星飛雄馬の大リーグボールを初めて打ち下したのが、「見えないスイング」のオズマです。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/goo.gif)
オズマは「現役大リーガーの強打者」という設定でした。
でも、彼はセントルイス・カージナルスの選手ですよ。確かに1970年代のカージナルスは強力だったけれど、ヤンキースから比べればしょせん田舎の強豪、いっときのあだ花です。
ヤンキースはアメリカ資本帝国主義の象徴なのです。NFLやNBA(バスケット)がいくら人気があったとしても、ヤンキースのような圧倒的な存在感のあるチームはありません。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/star.gif)
メジャーリーグの発祥は1876年までさかのぼります。アメリカ野球は南北戦争と共に普及していったそうです。現在の2リーグ制になったのは1903年で、百年以上の歴史があるのです。
対してアメフトやバスケットのプロリーグができたのは戦後ですから、NFLやNBAは、産まれたときから成熟したマーケティング理論によって運営されてきました。その分スマートなのですが、各人種各民族各世代の「情念」を背負うにはスマートすぎるのです。
プロスポーツ大国のアメリカに於いて、メジャーリーグこそ本当のナショナル・パスタイム(国民的娯楽)と言われるのは、八百長や人種差別などさまざまな「負の歴史」を背負っているためだと思います。
「ダークサイド」があってこそ、人々は自分の情念を仮託できるし、栄光が「よりまぶしく」なるのですから。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_en1.gif)
ニューヨーク・ヤンキースの栄光は、ベーブルースがボストン・レッドソックスから移籍した1920年代初頭から始まりました。
今日、ヤンキースは27度目のワールドシリーズを果たしました。この数字は2位球団の3倍近く、圧倒的な君臨ぶりです。
そのヤンキースの最新のMVPが、日本のプロ野球で育った純国産選手、我がマツイヒデキだというのです。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/onpu.gif)
ナンとあっぱれな痛快事ではありませんか!![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/ee_2.gif)
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なんと、ワールドシリーズのMVP!
それもニューヨーク・ヤンキースの五番打者として!
これは、スゴイことだと思います。
もっと言えば、モノスゴイことだと思います。
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私はこのニュースを知って、今日は七時で仕事を切り上げ、家に帰って何度もマツイのツーランホームランを見ました。
高い大きな弧を描いた、美しい決勝打でありました。
最近の若い日本国民には、女性だけでなく男性にも野球音痴が増えているようです。それによってこの偉業に対する適切な評価がされないと思うと、悔しいし、どことなく寂しい。
稀少性から言えば、仮にハルキ・ムラカミがノーベル文学賞を取ったとしても、ワールドシリーズのMVPの方が上かも知れませんよ。
野球はサッカーに比べれば世界的にはマイナー競技だ…とか、アメリカで一番人気のあるのは野球(MLB)ではなくアメフト(NFL)だ…とかしゃらくさいことを言う輩がいますが、いずれヘソマガリ・目立ちたがり屋の自慰的ヨタ話です。
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日本の戦後は、プロ野球と共にありました。
川上、大下の神代の時代から、王、長島の高度成長期、江夏、田淵、福本、山本浩二の人材豊富な団塊世代を経て、江川、掛布らが活躍した1980年代まで、プロ野球選手は最高のヒーローであり、プロ野球中継こそ最強のキラーコンテンツでした。
その「栄光のプロ野球選手」の背景には、しかし、越えようにも超えられぬ「大リーグ」の存在がありました。
実際、私もこう想っていたものです。
「大リーグに比べれば、日本のプロ野球なんてお嬢さん芸さ…」
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『巨人の星』で、星飛雄馬は厳父・星一徹によって「大リーグボール養成ギプス」を全身に装着されます。それによって星飛雄馬は大リーグボール1号を習得するのです。
それにしてもこの頃の「大リーグ」へのプロ野球ファンの想いといったら、全く別次元の世界、夢の世界でした。
星飛雄馬の大リーグボールを初めて打ち下したのが、「見えないスイング」のオズマです。
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オズマは「現役大リーガーの強打者」という設定でした。
でも、彼はセントルイス・カージナルスの選手ですよ。確かに1970年代のカージナルスは強力だったけれど、ヤンキースから比べればしょせん田舎の強豪、いっときのあだ花です。
ヤンキースはアメリカ資本帝国主義の象徴なのです。NFLやNBA(バスケット)がいくら人気があったとしても、ヤンキースのような圧倒的な存在感のあるチームはありません。
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メジャーリーグの発祥は1876年までさかのぼります。アメリカ野球は南北戦争と共に普及していったそうです。現在の2リーグ制になったのは1903年で、百年以上の歴史があるのです。
対してアメフトやバスケットのプロリーグができたのは戦後ですから、NFLやNBAは、産まれたときから成熟したマーケティング理論によって運営されてきました。その分スマートなのですが、各人種各民族各世代の「情念」を背負うにはスマートすぎるのです。
プロスポーツ大国のアメリカに於いて、メジャーリーグこそ本当のナショナル・パスタイム(国民的娯楽)と言われるのは、八百長や人種差別などさまざまな「負の歴史」を背負っているためだと思います。
「ダークサイド」があってこそ、人々は自分の情念を仮託できるし、栄光が「よりまぶしく」なるのですから。
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ニューヨーク・ヤンキースの栄光は、ベーブルースがボストン・レッドソックスから移籍した1920年代初頭から始まりました。
今日、ヤンキースは27度目のワールドシリーズを果たしました。この数字は2位球団の3倍近く、圧倒的な君臨ぶりです。
そのヤンキースの最新のMVPが、日本のプロ野球で育った純国産選手、我がマツイヒデキだというのです。
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ナンとあっぱれな痛快事ではありませんか!
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