食いしん坊ケアマネ の おたすけ長屋!

困ったら、悲しかったら、ツラかったら、
「長屋付き合い」を始めようよ!
現代版人情長屋に寄っといで!

兄弟姉妹

2010-04-17 | 入居者、家族
もう何度か繰り返し書いていますが、ここのところ見学も入居も急ペースで増えています。





今日一件入居があり、来週は二件の入居があります。

特養などなら全く問題にもならないペースでしょうが、私のホームは世田谷区内でもかなり高い方の価格帯ですから、ちょっと驚いております。





今日、ご入居された方は、十人兄弟の真ん中くらいで生きてきた女性でした。

ご一緒に来園された身元引受人様は、いちばん下の弟さんです。

私は、事前の面談にも伺ったのですが、そのときも、

「残されたのは二人きりだから…」と、強い絆を強調されていました。

来週にも十人兄弟の方の入居があります。





オープンして丸四年になりますが、始めの頃は明治の終わりから大正ひとケタあたりに生まれた方が多く入居されました。

今年に入って、大正ふたケタから昭和生まれの方が増えてきました。

しかも、「お金持ちのお嬢さん」タイプから、「戦後必死に働いて財をなした庶民派」と、生まれ育った環境も少し変化してきました。

いわゆる「産めよ育てよ」という出産奨励が国策として謳われていた時代の庶民となれば、自然と兄弟も多くなるのかもしれません。





兄弟愛には、親子の情愛とはまた別の切ないものを感じます。

それは、「同じ時代を生き切った」という「同志」愛が、どこかに含まれているからかもしれません。








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