食いしん坊ケアマネ の おたすけ長屋!

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キレルおじさん

2010-06-30 | 出来事
昨夜は1時頃までサッカー中継を追いかけていて、寝た。





朝、5時に起きて、ニュースで敗戦を知った。
まアでも、ちょいと前までの日本を考えれば、驚異的な活躍である。







職場に着いて寝不足の頭で仕事の準備をしていると、玄関のチャイムが鳴った。

五十歳くらいの男性が待っていた。

ドアを開けて尋ねると、ヘルパー教室の研修生だと言う。

二日間、我がホームで実習をする。毎週二人くらい来ているのだ。

聞くと二日目だと言うので「昨日と同じように着替えて待っていて下さい」と伝えた。







少しずつ職員が出勤してきて、事務所も賑やかになった。

すると…。





いきなり実習の男性が入ってきて、大きな声を上げるとロッカーキーを投げ帰してきた。

それから、ナンダか良く分らないことをしきりに喚いたかと思うと、「オレはもう帰る!」と言い放って本当に帰ってしまった。

私たちは、しばらくア然としていた。

彼は、いったい、何なのか?





しかし、今日は午前中に受診が立て込んでおり、私は職場に着く前からそっちに頭の神経が行っていたので、それ以上は深く考えなかった。

午前中がひと段落し、昼食を食べた頃から、朝のことを思い出した。

そして、腹が立ってきた。





どうやら彼は「不慣れな実習なのに、なぜもっと親切に指示を出さないんだ」ということに怒っていたようだった。

私にも経験があるが、確かに年をとってから初めてヘルパーの実習に行ったりすると、とても不安で緊張するものである。

しかし、どういう事情があるのかは知らないが、それは彼自身が選んだ道である。

あんな些細なことで「キレて」、実習を放り投げるようでは、この先まともな仕事は何一つできないだろう。

苦労しているのは自分だけじゃないんだ。

みんな、苦しいことをガマンし、乗り越え、生活のために働いてるのだよ。

いい歳こいて、そのくらいのことが分からなくて、どうする…。





しかし、今となっては、それも「ずっと昔」のことのようである。

たとえば、まだ日本がアジア予選を戦っていた頃のこと…。












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