テニスボーイの憂鬱

今日、入居された７０代の男性は、テニスラケットご持参でした。





お姉さんと妹さんが合せて三人、付き添われました。

お話を伺うと、高校時代にテニスをやっていて、その思い出を新居にも…という気持ちだったとか。

写真アルバムも手に携えておりました。




でも、とても緊張しているのが伝わってきます。

部屋に入るなり「音楽が聴きたい」と、言われました。

ご自宅でも、ヒマがあれば音楽かＮＨＫのラジオ第一放送を聴いておられるそうです。





かなり若いときから目がご不自由で、ずいぶんと苦労されてきた方です。

私たちのホームに入るのをずっと楽しみにされていたのに、この数日はかなりナーバスになられ、ご兄弟にその気持ちをぶけていた…とか。

まあ、それはそうですよね。

ずっと過ごしたご自宅を離れるのですから、気持ちが滅入って当たり前です。





ラケットとアルバムが、少しでもそのコワバリを緩めてくれればよいのですが…。


ＰＳ・あんまりヘンな天気が続くので、プログのテンプレート変えてみました。














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