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霊気と銭湯

2011-05-05 | 恢復へ

今、高尾山から帰ってきました。

一日中曇り空だったのに、三連休の最後のせいか、大変な人出でした。

高尾山の人気が上がったのは、何年か前に観光地として「ミシュランの三つ星」を得てから…と聞いてました。

なんでも真言宗の三大本山のひとつで、パワースポットとしても名高いとか。

登山と霊気がいっぺんに楽しめるということで、このところすっかり運動不足になっていた私には願ってもない場所です。

友人のサトウさんが、「グズグズしてないで高尾山に登りに行こう」と、誘ってくれたのです。

サトウさんは私と同年齢の中年男性ですが、長いこと合気道をたしなみ、心身の鍛錬を続けてきました。

優しくて頼りになる人です。

登りも下りも、かなり厳しいコースをサトウさんは勧めてきました。

でも、私のペースでゆっくりと付き合ってくれたので、無事、踏破することができました。

やった!高尾山登頂!

そんな、とても良い気分になりました。

霊気もたっぷり浴びることができたようでした。

 

 

 

山を下った後、野天風呂が楽しめる入浴施設に寄りました。

登山の後の風呂は、また格別でした。

ここも、人でいっぱい。子供もいっぱい。

何てうれしいことでしょうか。

私の方がかなり早くあがったので、しばらく食堂の座敷で、サトウさんの来るのを待っていました。

 

左の大きなテーブルに四人、女性客がいました。

三十歳くらいが一人と、五十代後半くらいが二人、七十を越えた方が一人です。

四人ともかなり濃厚な東北弁で、家族のことなどを話していました。

私はその声に惹かれて、何となく顔を向けて聞いていました。

すると、いちばん若い女性と視線が合いました。

彼女は、一瞬「キッ」とした目をすると、言葉を標準語に切り替えました。

私はそのとき、「あれ。この人たちは…」と閃きました。

 

その後、まだ小さな女の子が二人と、三十代後半と七十を越えた男性も、テーブルに集まりました。

大人の男性二人は、東北弁で話をされています。

この方たちは、やっぱり事情があって、東北から上京してきたのかも知れない…。

そのうち、五十代後半の女性のうちの一人が、すっかり疲れた様子になり、何枚かのタオルで全身をスッポリ覆って、座敷に横になりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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