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平等感

2011-05-05 | 恢復へ

私は、「森田療法」という精神療法の市民学習サークルに五、六年所属していました。

その中で、「平等感」という言葉を知りました。

「こんなにツライ思いをしているのは自分だけだ」

神経症やうつ病で悩んでいる人は、しばしばそう思いつめます。

ところが、サークルの中で他の人の悩みを聞いて、

「自分だけじゃなかったんだ」と、知る。

誰もが悩み・苦しみを抱えながら生きてるんだ…と、感じる。

「平等感」とは、そういった新しい発見を表す言葉です。

 

昨年の十二月、仕事上の問題から、私は深く落ち込みました。

その落ち込みの中、震災が起こりました。

その後、深刻な不眠症と食欲不振に陥り、とても大変なコンディションになったのです。

いちばん症状が強かった四月の上旬ごろ、あまりに苦しく、恥も外聞もかなぐり捨てて、私は思いつく人全てにSOSを伝えました。

すると、私の話を聞いてくれるだけでなく、自分の抱えている悩みを伝えてくれる人がありました。

そのときは、その言葉を受け止める余裕もありませんでした。

でも、症状が少し落ち着いてきた今、その言葉が「平等感」をもたらし、自分を助けてくれたことを思うのです。

 

これから、高尾山に登りに行きます。

ほんの二、三週間前までは全く考えられなかったことが、今は、できるのです。

 

 

 

 

 

 

 

 


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