栗東芸術文化会館さきら小ホールでの「中野めぐみ 打楽器・マリンバ ソロコンサート」へ。
「宮本妥子プロデュース新進音楽家育成プログラムシリーズ 湖鼓(ここ)から未来へ」と銘打たれたコンサート、音大在学中のフレッシュな奏者が、次々と楽器を変え、いろいろな趣向の演奏で楽しませてくださいました。
特に印象に残ったのが、マレットが白い蝶々になって、マリンバの上をひらひらと飛んでいるかのような「無伴奏ヴァイオリン・ソナタ」でした。
演奏を聴いていると、音が会場のなかにぼんやりと流れていくのではなく、客席にいる一人ひとり、それぞれに向かい、それぞれに受け止められているように感じられます。
正確に演奏することさえできれば、音楽の専門家と呼ばれることはできるのかもしれませんが、演奏家と呼ばれるには、それだけでは足りないはずです。
聞くものと対話する力は、演奏家と呼ばれる人が持っている資質のひとつではないでしょうか。
打楽器演奏の技術を云々することは、わたしにはできませんが、丁寧に一人ひとりに語りかけ、それぞれから返ってくる千差万別の答えをひとつひとつ受け止めて、音楽の時間をつくっていく、そんな力がしっかりと感じられるコンサートでした。
【プログラム】
KIM for snare drum solo/Askell Masson
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番よりフーガ/J.S.バッハ
コナンドラム(9つのトムトムのための)/山口恭範
EIGHT PIECES for Four TimpaniよりⅤ,Improvisation、Ⅷ,March/Elliott
「嬉遊曲」よりⅠ・Ⅲ/加古隆
Psappha/lannis Xenakis
「宮本妥子プロデュース新進音楽家育成プログラムシリーズ 湖鼓(ここ)から未来へ」と銘打たれたコンサート、音大在学中のフレッシュな奏者が、次々と楽器を変え、いろいろな趣向の演奏で楽しませてくださいました。
特に印象に残ったのが、マレットが白い蝶々になって、マリンバの上をひらひらと飛んでいるかのような「無伴奏ヴァイオリン・ソナタ」でした。
演奏を聴いていると、音が会場のなかにぼんやりと流れていくのではなく、客席にいる一人ひとり、それぞれに向かい、それぞれに受け止められているように感じられます。
正確に演奏することさえできれば、音楽の専門家と呼ばれることはできるのかもしれませんが、演奏家と呼ばれるには、それだけでは足りないはずです。
聞くものと対話する力は、演奏家と呼ばれる人が持っている資質のひとつではないでしょうか。
打楽器演奏の技術を云々することは、わたしにはできませんが、丁寧に一人ひとりに語りかけ、それぞれから返ってくる千差万別の答えをひとつひとつ受け止めて、音楽の時間をつくっていく、そんな力がしっかりと感じられるコンサートでした。
【プログラム】
KIM for snare drum solo/Askell Masson
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番よりフーガ/J.S.バッハ
コナンドラム(9つのトムトムのための)/山口恭範
EIGHT PIECES for Four TimpaniよりⅤ,Improvisation、Ⅷ,March/Elliott
「嬉遊曲」よりⅠ・Ⅲ/加古隆
Psappha/lannis Xenakis
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