alla marcia

こはぜの覚え書き

もったいない♪大津シンフォニックバンド第53回定期演奏会

2007-12-24 21:47:24 | 音楽いろいろ
 暖かかったので、駐車場の車に上着はおいたまま。



 びわ湖ホールに大津シンフォニックバンド第53回定期演奏会を聞きに行ってまいりました。

 プログラムはこちらです。

  Ⅰ部 
     ロシアのクリスマス音楽  (アルフレッド・リード)
     「神曲」(交響曲第1番)  (ロバートW.スミス)
      Ⅰ 地獄篇
      Ⅱ 煉獄篇
      Ⅲ 昇天
      Ⅳ 天国篇

  Ⅱ部
     交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」作品30 序奏 (リヒャルト・シュトラウス)
     組曲「惑星」作品32    (グスターヴ・ホルスト)
      Ⅰ 火星-戦争をもたらす者
      Ⅱ 金星-平和をもたらす者
      Ⅵ 天王星-魔術師
      Ⅳ 木星-快楽をもたらす者

  アンコール
     千の風になって
     ホワイト・クリスマス
     威風堂々




 「神曲」は初めて聞きましたが、演奏者が歌ったり(ちゃんとハモる)、足音を立てたり(それも足を出したり引いたり鳴らしたり動きにキマリがありそう)、生で聞いて面白い曲でした。ソロも聴かせどころが多く、演奏効果が計算された曲やなーと思ったわけですが、作曲者の計算を現実に音に出来るところがOSBのスゴイところです。
 例によってギリギリにやってきたので席は4階。音を聞くだけなら遠くても構わないのですが、「神曲」のように何か始めはると「何してはるんやろー」と気になって仕方がありません。次はある程度近いとこで聞けるように早よいこ。

 今日の注目はⅠ・Ⅱ部ともひな段最上段の真ん中にセッティングされていたティンパニ。Ⅰ部は1人で6個、Ⅱ部は2人で8個のティンパニを演奏されていました。
 ティンパニって大きい楽器です。あんなナベを6個も並べようものなら、奏者からすると相当遠くにある的をたたきにいくことになります。奏者と楽器の距離が遠い楽器なわけなんですね。
 ところが、今日のティンパニは、奏者の身体の一部のような感じでして…。
 「ティンパニのばち」が奏者の身体の一部みたい、なんじゃないですよ。
 自分の手と手を合わせるように、自分の膝を自分の手で打つように、ティンパニを演奏してらっしゃるような感じがしたのです。
 スゴイです…。

 ティンパニに限らず、OSBのパーカッションを聞いていると、某県知事さんのキャッチフレーズである「もったいない」という言葉を思い出します。「勿体」とは物事の本質。「もったいない」とは、「物事の本質が損なわれると心惜しい」ということ。同じ楽器でも、例えばわたしなんかが鳴らそうものなら「本質が損なわれた」音がしちゃうわけで、もう、むちゃくちゃもったいない!ことになってしまうわけです。打楽器は単純な構造のものが多いだけに、そこから素晴らしい音を出す技術への驚きはいつも新鮮。「楽器の本質が損なわれずに音になって耳に届いてくるので心憎い」といったところでしょうか…。
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B29じゃなくて信長です☆国宝十一面観世音菩薩立像

2007-12-15 23:11:35 | ちょこっと近江路
 昨年の年末には花のお江戸へお出かけされていた高月町渡岸寺の国宝十一面観音。東京国立博物館での特別展「仏像 一木にこめられた祈り」では、門外不出の観音様の初お目見えとあって、展示のメダマとして大きく取り上げられていたようです。
 その昔、戦火から守るために村人が地中に埋めてお守りしたとのこと。
 先日職場のお兄様方と「土の中にあった割に傷んでなくてなくてきれいやな~」なんて話をしてると「しかし、なんぼアメリカでもこんな田舎を空襲せんやろ」と上司からマジメなつっこみが。
 あの。戦火といっても“先の大戦”のことではないと思うんですけど…。

 拝観時間は9時から16時まで。この辺りを通りかかることはありますが、なかなかこの時間内にはこられません。今日はぎりぎり間に合いそうや!!とやってきましたが、駐車場にはわたしの車一台。
 踏みしめる落ち葉の音が聞こえるような静けさです。



 拝観料は300円。受付にはぴっちりと背広を着込んだおじさまが3人。おひとりが小屋を出て新造の収蔵庫へご案内くださいました。なんと自動ドア!
 見学者はわたし一人ですが、録音の解説を流してくださいます。はからずもマンツーマン対応となってしまったのでちょっと緊張しましたが、観音様の周りをぐるっと一周。解説に合わせてゆっくりと見せていただきました。
 観音様の後頭部には、素晴らしい歯並びでリアルに大笑いする「暴悪大笑面」。インパクトがあるお顔に目が行きがちですが、後ろ姿の下半身の衣のひだがすごく美しい。ただ幾何学的に曲線が美しいだけではなく、中にある身体がわずかに動いている様子が感じられます。
 
 駐車場に帰ってみるとこんなものが目にとまりました。



 国宝に何かあったらこれで消す!わけではないですよね…
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つりんぼ完成!

2007-12-08 21:26:58 | その他
 干しただけではこうはなりません。
 白い粉を吹いたようにするには、切り藁の中にしばらくいれておくそうです。
 とりあえず完成。
 




 ここに至る経過はこちら☆

 ◇つりんぼ
 ◇つりんぼのその後
 ◇つりんぼ3週間後
 
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