alla marcia

こはぜの覚え書き

パリ寒すぎっ☆バーデン市劇場来日15周年記念事業歌劇ラ・ボエーム

2010-09-23 22:31:05 | 音楽いろいろ
 猛暑が去っていきなりこの寒さ。半袖に羽織もので出かけてしまい、風邪でも引きそうな状態ですが・・・。見てください!この冬のようなびわ湖ホール。
 


 “巡業サイズ”にまとめてあるのでしょうか。オーケストラの人数が少なく、盛り上がると一人ひとりが「フォルテでやってます!」という感じの音。
 通勤のおとものポッドキャスト「Road to The Metropolitan Opera 2011 by KDDI」では、メトロポリタン歌劇場のラ・ボエーム第2幕で、あまりの舞台装置の豪華さに起きる拍手!というのを拝聴いたしましたが、もちろん、そんな大セットではないものの、クリスマスイブのパリの賑わいが楽しく美しい第2幕。
 オリジナルの編成は知りませんが、まさか1人でできる量ではないはずのタイコ族。が、オケピに陣取るタイコ屋さんはお1人。ティンパニにスタンドシンバル、スネアドラムにシロフォン・・・ぐるりと並べてお忙しいこと。賑やかな第2幕は特に、あっちやって、こっちやって、持ち替えて、の繰り返し。ときどきコトッとかカチャッとかいうのもご愛嬌。ところが第4幕ラストシーン、シメの「ジャーン!」の重量感にオケピを見れば、おもむろにクラッシュシンバルを掲げていらっしゃいました。この1発のためだけのクラッシュシンバル。スタンドシンバルをどつく音とは違います。やはり、悲劇をシメるにはあの音でないと!

 しかし、終始「寒い!」場面ばかりのオペラなんですね。日本で「寒い」場面の舞台となると、大抵雪が降りますが、なんとなくふんわりとした印象になりますよね。カマクラ作ったらあったかくなりそうな救いが感じられます。でも、ラ・ボエームの寒さはほんとに凍え死にそう。高緯度と石造りのなせる業でしょうか。
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新作名調子☆日撫神社奉納角力・角力おどり

2010-09-20 20:24:09 | ちょこっと近江路
 神功皇后の実家にあたる豪族息長氏の本拠といわれる米原市旧近江町。
 その神功皇后ゆかりの日撫(ひなで)神社へ。なかなか風格があります。



 参道の石灯籠も古びてはいますが、結構な数が並び、それぞれに電気が引かれて灯りがともっています。電気で灯篭をつけるなんて邪道や!という話ではなく、工事して電気を引いて灯りをともそうというのは、経済的にも気持ちの面でも、この神社が「生きている」証左だと思い、感服した次第。



 さて、今日は秋祭り。古式相撲「奉納角力・角力おどり」ということで、「村祭り」以上「観光イベント」未満といった感じでしょうか。よそんちの行事にお邪魔させていただいているような少しもぞもぞする気分です。

 滋賀県の観光情報によると、大関、関脇、小結の三役が神角力を奉納した後子ども角力、そして中入りで角力おどり、ということだそうですが、到着したのは子ども角力の途中。子どもさんの人数が少なく、入れ替わり立ち代りの取組が忙しそうでしたが、なかなか元気で力のこもった相撲をみせてくれました。どう考えても小学生が欲しがりそうもない日用品が懸賞にかかったりするのですが、それがまた、子どもが親を喜ばせようと張り切っているように見えてほほえましい。

 子ども角力の後、神主さんの先導で、シンプルな化粧回し(柄がない)をつけたおじさんたちが裸足で社殿のほうへ歩いてお祓い。裸足というのも古式なんでしょうが、昔はなかったような砕石交じりの土道、裸足はかなり痛そう。
 東西の土俵入りのあと、いよいよ「角力おどり」。甚句にあわせたシンプルな足拍子と手拍子のおどりでした。
 角力甚句は、「晩に私が負けてやる」式のちょいオトナ風のものも織り交ぜながら、歌い手のおじさんが交代しながら延々と続きます。
 中で気になったのが「米原名所」。伊吹山、琵琶湖、醒ヶ井に柏原・・・と広い市域をきっちりカバー。うん?近江町が米原市になったのって・・・平成17年だったのですよね。
 ということは、七五調の名調子にまとまったこの甚句、平成17年以降の新作である可能性が高いわけです。後鳥羽上皇のころに起源があるという古いお祭りですが、甚句の新作が作られ、歌い継がれているというあたり、まだまだ現役の「生きている」お祭りという感じがして頼もしく思いました。

 余談ですが、神主さん。端整なお顔立ちといい、たたずまいといい、これまで拝見した全国各地の神主さん(おおげさか)の中でもぴか一の清々しさでした。
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でた!アイス最中☆新歌舞伎座新開場記念柿葺落興行

2010-09-09 21:53:03 | 見にいきました
 こちらが難波の旧・新歌舞伎座。


 そしてこちらが、新しい新歌舞伎座のある上本町UFURAの前です。


 新歌舞伎座といえば、幕間に客席に売り子さんがやってきてなんやかんや売ってはったことを思い出すのですが、真新しい(関西弁でいうところの「しゅっとした」)新歌舞伎座でも、案の定幕間に売り子さん登場!アナウンスまで入れてのアイス最中押し。さすが、期待を裏切りません。

 お芝居のほうは、やはり「吉野山」。それまでいろいろとありましたが、静御前が花道をやってきて、やっと「歌舞伎」が始まった感。いやもう、個人的には、そこまでの「いろいろ」も結構好きなんですけど。
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