alla marcia

こはぜの覚え書き

林家亭11月席「染雀珍品堂」

2007-11-18 21:53:31 | 見にいきました
 寝不足と頭痛でどうしようか迷いましたが、この演目は頑張っていったほうがいいんとちゃうやろか…、きっとそうや…と夢うつつでたどり着いたワッハ上方。
 エレベーターの前にはスゴイ人だかりです。
 しかも、どうも落語の客…。
 鈍くさいエレベーターは、どんなに人が待っていても、片方が下りてきたらもう片方はお役ご免になって他階のご用に反応してしまうシステム。これでは開演までに会場に入れるのかどうか…。それよりも、こんなにたくさんの人、上方亭には入られへんで!とやきもきしておりましたが、なんとかたどり着いてみれば普段よりは少し少ない入り。(でも、当然補助席あり)
 染雀さんのお話でやっと、上のホールで他の落語会があったことを知りました。
 他にもいろんな落語会が重なったということで人手不足。ちょっぴりスリリングな林家亭。でも、さすがにこんな日はお客様もそれなりにどうしても染雀さんを聞きたい!という強者が揃っているようで客席はなんとなく濃密。
 
 今日のテーマはエロ・グロ・ナンセンス…とのこと。
 確かに…


**番組**
林家染雀  「位牌丁稚」
桂文華   「高宮川天狗酒盛」
林家染雀  「綿屋火事」
林家染雀  「染替桜姫雀文章」(仕方話百均劇場)

 高宮の宿、お多賀さんの鳥居…目に見えるようでした。
 サービスの染雀さんの端唄「五段返し」と同曲の踊りがホントにお得でした。
 この、端唄を聞いて楽しんでる客層ってのが、なんだか濃ゆくて面白いんですって



**染雀さんについての過去記事**
◇超絶美声!菊央雄司さんと超絶芸達者!林家染雀さん(2005-05-15)
◇大入り!!林家亭六月席第二十回染雀花舞台(2006-06-25)
◇落語にはまりそう★碧水弥生寄席(2007-03-24)
◇林家亭六月席第22回染雀花舞台(2007-06-30)
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つりんぼ3週間後

2007-11-12 22:01:05 | その他
 なんとなく雰囲気が出てきました。

 何度も言いますが、わたしは干し柿は苦手で…。
 自分は食べないけど、こうやって観察していると情が移りますね。

 この季節。庭は菊だらけです。


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リゾートから秘境へ☆マキノ在原

2007-11-03 23:33:39 | ちょこっと近江路
 “俗で業平浦島太郎、僧で安珍弘法大師”
 先日の『松風』の解説の中で、味方先生が紹介されたフレーズ…所謂エエオトコラインナップですね。
 『松風』のモテ男にしてその名をナベにとどめた行平サマの弟、日本最高級のプレイボーイである業平サマ。そんなお方がここで亡くなったなどという、スゴイ伝承があるのが、高島市マキノの在原の集落。
 業平そばと茅葺民家で名高い湖西のプチ秘境です。

 その昔、保育社カラーブックスの秘境の本に載っていた在原の写真が、ホントに俗世を離れた隠れ里の趣でしたので、おいそれとは訪れることができないところだという先入観がありましたが、実際にいってみるとメタセコイヤ並木から30分もかからず。県道も泣くほどにはコワイ道ではありませんでした。

 無事たどり着いた在原の業平園でいただいた「業平そば」。
 


 もっちりとした素朴なお蕎麦に色の濃いおつゆ。具の椎茸がとにかくおいしい。これで520円です。冷たいのもできるそう。
 画像ではわかりにくいのですが、テーブルは木ではなくって巨大な石なんですよ~。

 その後、集落を散策。



 茅葺の上から屋根をかぶせている家もあり、無住で朽ちかけている家もあり、秘境とはいえいずこも同じ近代化・過疎化の波は避けられず。
 しかし、無理無理保存したり、景観を整えたりすることが、住んでらっしゃる方にとって幸せなのかどうかは余所者には分かりませんから、ね。

 そんななか、屋根修復中の民家も発見。



 リズミカルな作業の音にしばらく見とれてしまいました。

 ちなみに帰りは集落を通り過ぎて国道161号の福井よりへ合流。こっちの道はちょっぴり涙ちょちょぎれました。戻った方がよかったかも…。でも、景色はばっちり。紅葉も始まりかけていましたよ。

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