第766話. 井上尚弥と言う衝撃(3)祝・PFP1位! 祝・3団体王座統一!

2022-06-11 16:33:01 | スポーツが与えてくれる力
湖畔人です。

さて、井上尚弥選手です。

このブログで過去何度も何度も何度も取り上げてきた日本ボクシング界の最高傑作、井上尚弥選手ですが、

また今回も、先日のドネア戦では、我々の期待をまたまたいい意味で裏切って頂き、またまた想定以上の出来の良さで勝利を掴みとりましたね。

その衝撃はあっという間に地球を一周し、とうとうUSの老舗専門誌『The Ring』のパウンド・フォーパウンド(PFP)ランキングで1位になりましたね。

世界一強い男、という認定です。

上位にいるだけで凄いのにとうとう1位ですね。大橋会長ではないですが、近々そんな状況が生まれるとは思いもよりませんでした。
去年の大谷君に続く衝撃です。

ただ、あのマイクタイソンも"コイツはヤバいヤツ"と感嘆していた位なので、皆、内心"コイツは別物だ"と知っていたのでしょうね。
ただ、後はそれを証明する機会だけが必要で、今回たまたまその機会が来た、と言う事なんでしょう。皆、この子はちょっと格が違う、と知っていたのでしょうね。

なので、モンスターと言う異名に疑問を挟む人は一人もいませんね。

彼の凄さは、まぁ皆ネット上で語られている通りです。

重くて速いパンチ、スピード、固いガード、フットワーク、コンビネーション、絵にかいたような基本がしっかりしたボクサーで、全てが超一流、
それを可能にしたジムとお父様の教育と献身、

且つ、狡猾ともいえる頭の良さ、瞬間瞬間に状況を見て戦略を変えらえる柔軟さ、そして決める時に勝負に出れるその決断力、と、その集中力、そして度胸、それを可能にしたお父様の教育、

その裏にある、あるゆる場面を想定して、その場が来た時に最善の手を打てる為の、想定力と、その為の練習、その引き出しの多さと、
そうしたシミュレーションと練習を可能にして来たお父様のセンス良さと、家族とジムの献身力、

基礎体力を保つ練習とスタミナ、とそれを可能にしたジムとお父様のサポート、

無理をしない考え方、自分を客観視できる冷静さと反省力、修正力、それを可能にしたお父様の教育、

そして、人を喜ばせたいと言う気持ち、エンタ―テナーとしての気持ち、等々。

まぁキリがないほど、総合力が高くて、あらゆる要素で超一流、なので、飛び抜けてスゴイ。それは外人でも見ていれば直ぐに分かる凄み。

でもやはり、体幹を中心に、体の部位の連動によって、体重が載った重くて速いパンチを出せる事が彼の最大の強みで、どうすればそれが出来るか、その仕組みを知っていたお父様のセンスが凄まじく良くて、それを実現するために鍛錬を重ね、身に着けた事が井上選手のコアな部分ですね。

後は、そのコアな部分を更に有効活用するために、その周辺の、フットワークや、ガードや、戦略的思考や、相手の心理を読む力等を鍛え、そのコア技術を活かすために追加をされて来た感じでしょうかね。

それを実現すべく、行動を起して来た、あのお父様が、やはり、プロジェクト井上尚弥のコアであり始まりであるかと思います。

なので、彼自身も一流だけど、家族、特にお父様がスゴイ。そしてジムの大橋会長もスゴイ。

でも、仮にお父様が凄くても、大橋会長が凄くても、彼自身がそれに応える能力が無ければそれは実現しない訳で、父の期待と教育に応えられる力があった尚弥選手のセンスの良さと、素直さと、負けん気と、勤勉さと、持って生まれた体の資質の良さが相まってそれを可能にしている訳で、

その意味でも、やはり、井上尚弥選手自身が一番すごいんでしょうね。最近は、お父様の想定を超え始めている気がします。

そうした全部の要素が凄くて、プロジェクト井上尚弥はその総合力でPFP世界一なんだと思います。

まぁ、スポーツファンの立場からすると、長嶋茂雄さんじゃないけど、注目を集めておいて、わくわくさせておいて、その期待に応え、更に期待を超えられるアスリートってのは歴史上そうはいないと思うのです。

なので、長嶋さん、大谷君、井上尚弥選手は、やはり別格ですよね。

で、彼らはみな陰徳もスゴイ。

大谷君はゴミ拾うし、井上パパも、ドネアを気遣って、息子が勝利したのにそっちのけでドネアの容態を気にして駆け寄っていましたね。あれです。あの陰徳具合がスゴイ。ああ言う姿勢が、幸運と神の助力を呼び込むのです。


ネットに溢れる井上尚弥選手の称賛記事はほぼ全部同意ですが、
特にそうだよなーと思ったのは、元世界3階級制覇王者の長谷川穂積さんのお言葉ですかね。

彼はこう言っています。

”この試合では相手のいる場所を見て、瞬時に打ち方を変える反応のよさも際立った。今このパンチが当たるという判断力だ。最後の場面ではワンツー、ボディー、フック、ツーと続けたが、相手にあれだけ効いている中でボディーを一つ挟むのは、なかなかできることではない。

試合のたびに進化し続ける尚弥選手は、ボクシングの神様に愛されたボクサーなのだろう。何十年、何百年に一人現れるような逸材の完成形のようだ。
そして、神様がいつもそばで応援してくれるのは、彼が努力を怠らないからだと思う。

練習ありきの規則正しい生活、
日々のコツコツとした練習は、試合が決まっていればできる。

しかし、彼は常にその生活を貫いている。しかも、あれだけのプレッシャーの中で自分の思うパフォーマンスをやり抜くハートの強さには感服する。”

との事でした。

流石、天才、天才を知る、の好例ですね。

井上選手も、長谷川さんや山中さん、他の名選手達の栄光と実績のベースの上に現れて来た逸材ですので、自分達の延長線上に井上選手がいる事実を誇って頂きたいですね。

大谷君が、日本の球界のぶ厚い蓄積の上にあるのと一緒です。

さて、次は、4団体統一ですね。

井上選手、お父様、是非、また次も、我々に勝利を見せて欲しい!是非また頑張って、勝ってください!応援しています!

では!

湖畔人








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