第836話.気になった音楽(357) Donald Fagen『I.G.Y. (What a Beautiful World)』

2022-11-13 23:50:14 | 気になった音楽
湖畔人です。

ネバダの上院の負けを知った時、頭の中で自動再生されたのがこの曲。スティーリー・ダンのドナルドフェイゲンの82年の初ソロアルバム『Night Fly』からのヒット曲ですね。I.G.Y.とは、International Geophysical Year、国際地球観測年の事。1957年7月1日から1958年12月31日まで続いた、国際科学研究プロジェクトで、当初は太陽の磁気が地球に与える影響を研究するために設定されたようです。

この50年代から60年代に掛けて、特にケネディの時代には、科学の進歩がもたらす明るい未来社会がよくUS内で喧伝されていて、アポロ計画などもその中で生まれました。
科学がもたらす明るい未来を願う一方、冷戦下で核戦争の脅威もすぐそこにあり、そうした漠然とした不安と恐怖の上に築かれた儚い明るい未来を見ようとした時代を、20、30年後経った80年代初期に、皮肉交じりの目線で、且つ、若干の愛おしさも含めて振り返っている感じでしょうかね。

80年代初頭はレーガンが宇宙戦争をブチ上げていた時代なので、まぁ、冷戦真っただ中だし、未だに終わらない核戦争の緊張の中、人々に夢を見せたケネディは暗殺されているし、人類はあんま進歩してネーナ―、でもまぁこんなもんかね?って感じでしょうかね。

歌詞では50‐60年代に想像していた輝かしい未来科学社会について歌っています。海底電車でニューヨークからパリまで1.5時間で行ける、とか言っています。そして、何んて素晴らしい時代がやってくるのでしょう。なんて自由で素晴らしい時代なんだ、と歌います。当然、皮肉交じりです。

今回の選挙で、改めて民主党の邪悪さ、それを守る司法とメディア、それら裏から支配する金融ユダヤ勢力に呆れつつも、NYに住むユダヤ人でもあるドナルドフェイゲンもきっとリベラル、民主党支持者なんだろうなー、なんて事を想像しつつ、でも彼らリベラルの人達って、リベラルと言いつつ考えの違う人達に対し全然寛容じゃないんだよなー。一体奴らのどこがリベラルなんだよ?って事を思っていました。

いつも思うけど、彼ら神様や、神様の作った道徳感から自由になりたいだけなんじゃん?って思うんだよね。そんなリベラルは神様のお仕置きにあうよ?って話なのです。

だから彼らが強いエリアは犯罪率が爆上がりするのです。見てください、ペンシルバニア、薬中だらけです。

NYも今の治安は最悪みたいだしね。またジュリアーニさんみたいな人が出てくる必要があるね。

でも今回NYでは共和党も議席を伸ばしたみたいなので、NYも少し変りつつあるのかもしれません。変ればいいな、なんて事を思った次第です。

それにしてもミシガンとかペンシルバニアとか闇が深すぎてため息しか出ないよね。はい。

なので、皮肉しか感じないこの曲がなんかシックリくるのです。

では。

湖畔人

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