一碗

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明治初期の紅茶を再現

2020-08-01 09:07:29 | 日記

明治十年に出た『茶務僉載』に記された中国の紅茶製法を再現しました。

      

機械、道具は一切使いません。まず、芽を採って日光にさらします。

      

曲げても茎が折れないほどに・・・20分。

      

これくらいな萎れ加減。水分は15%減。もう少し置いた方がよいかも・・・

これを、取り込んで揉みます。大量の時は足で揉む、なんて書いてありますが、丁寧に「揉み切り」法で・・少し汁が出るほどに約10分。

      

こんな具合になりました。これを、バットに広げて布(ここでは濡れ布巾)をかぶせます。

      

微紅色に変わったら取り出す、とあります。で、40分経過したもの。室温ですので約28℃。

      

これをまた日光にさらします。少し予想外の展開ですね・・・半乾きにします。約10分。

      

これをまた揉みます。まだ汁がにじむほどの柔らかさ。7~8分ほど揉んでバットに広げて布をかぶせます。十分に発酵させます。

      

50分ほどしたら、こんな具合になりました。待ちきれないので、時間が短めになってきます。

これを、日光に当てて殺青。

      

カラカラになるまで・・・これで出来上がり!

      

発酵を二度やるとこが、変わってますね。でも、原理は今と同じ。というより、当時のままを今もやってるってことですね。

で・・肝心のお味は?

      

今朝のモーニングティーは、これ! 水色が薄めで、少し生っぽい香りですが、程よく苦渋味があって抵抗なく飲めますね。

この作り方は、当時、静岡県ではかなり普及しました。

 

・・・

 

 

 

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