土曜日、台風を気にしながら大阪へ。
年二回開かれている「国際伝統藝術研究会」へ。なぜか面白い会なんです。
「芸」も「藝」と書きます。硬そうな会なんですが、会長の倉沢先生に伺うと「なんでもあり」だそうで・・・
毎回、どんなお話が聞けるか予想できない会なんです。
毎度のことながら、副会長のヘンネマン先生の開会のご挨拶も興味津々。含蓄のあるお話。
今回は、いまはやり?の世界遺産登録への疑問・・・確かに考えてみる必要がありますね・・・
岩田明子さんからは、元禄時代、藪内竹心が当時の茶の湯の乱れを直そうとしたお話。この会ではよくこのようなお話が出ます。どうも、いつの時代にも茶の湯の俗っぽさが問題視されたようで、案外これが茶の湯の神髄なのかもしれませんね。おもしろいですね~
それから、山本いそさんのお話。これが面白い。「体書」(体に文字を書く行為)で有名な方だそうで、「耳無し芳一」のお話。
なぜ、耳にだけ経文を書かなかったのか・・・いままで考えたこともありませんでした。現代にも通じる奥深いお話でした。
特別講演は、平山啓二先生による「グローバリズムとプルーラリズムー和辻哲郎の風土論再考ー」
一時間くらい討論の時間がほしい面白い内容でした。
大阪まで往復で15,000円くらいかかりますが、脳みそと心の若返りを考えると安いものです。
そのあと、谷晃先生のご講演もあったけど、岐阜に行かなければならないので、途中退出。心残り!
翌日は、久しぶりの岐阜のまち・・・
かの有名な「柳ケ瀬」通りのいま・・! 日曜日なのに人影もまばら、開いているお店もほんの少し・・
いずこも同じとはいえ、日本の商店街、どうなるんでしょうかね~
名鉄各務原線に乗って昔の下宿先を訪ねました。
善休寺というお寺です。55年ぶりです・・・
最近、このような昔の場所や人にあってみたいと思うようになりました。
時代の流れを実感できて、大変面白い。 歴史を体感できるのです。
お勧めです・・・
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