goo blog サービス終了のお知らせ 

神戸大学メディア研ウェブログ

ニュースネット委員会のニュースサイトはhttps://kobe-u-newsnet.comに移転しました。

県の対策強化要請に対し 神戸大は活動指針レベル変更せず

2021-04-16 19:31:49 | ニュース
 4月15日に出された兵庫県の感染防止対策強化要請に対し、神戸大は、活動制限指針のレベルを変更しなかった。注意書きが追加されたのみで、引き続き可能な範囲で対面授業が続けられるとしている。学長は、「他人に感染させない対策と節度ある行動で、学生の皆さんと共にこの困難に立ち向かっていきたい」とのメッセージを発表した。<取材班>

活動制限指針のレベル変更はなし

 神戸大は、4月16日、「新型コロナウイルス感染拡大防止のための神戸大学の活動制限指針」の一部を更新した。
研究活動、授業(講義・演習・実習)、学⽣の⼊構、学⽣の課外活動、学内会議、出張・旅⾏(全構成員)、事務体制、それぞれの制限レベルには変更はなく、「令和3年4月5日から兵庫県を含む3府県に対して『まん延防止等重点措置』が適用されたが、感染防止と学生の学修機会の確保を両立させるため、『授業』及び『学生の入構』については引き続きレベル1とし、可能な範囲で対面による授業を開講するものとする」という注意書きを追加したのみの変更となった。指針は4月15日付。


(写真:新型コロナウイルス感染拡⼤防⽌のための神⼾⼤学の活動制限指針のスクリーンショット 4月16日18時36分)

医学部医学科は全学指針より厳しい通知

 一方、医学部医学科は、前日の4月15日にHPで、「課外活動は5月9日まで自粛」、「講義などについては、順次オンデマンドやオンラインに切り替える」などと、全学向けの指針より一段厳しい通知を出した。

●「新型コロナウイルスに対する医学部医学科の緊急対応について 対象:医学科1年次~6年次」=https://www.med.kobe-u.ac.jp/gakumu/studentsinfo/1file/news0415-2.pdf 。

●「 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う課外活動クラブの活動制限について 対象:医学科1年次~6年次」= https://www.med.kobe-u.ac.jp/gakumu/studentsinfo/1file/news0415.pdf 。

課外活動についての通達は出ず

 今回の神戸大の動きは、兵庫県が4月15日午後、県内の大学に対し、
▽オンライン授業の積極的な活用。
▽部活動・サークル活動については、合宿など宿泊を伴う活動は実施しない。
など、感染防止対策強化を要請したことを受けての対応と見られる。
4月16日19時現在、大きな指針の変更はなかったが、課外活動の制限などについては週明けも変更の可能性があるので要注意だ。


(写真:兵庫県サイトの大学への要請部分のスクリーンショット)


学長は「節度ある行動を」とメッセージ

 また、4月16日に、藤澤正人学長は神戸大HPで、「学長からの学生に対するメッセージ」を発表した。

《「学長からの学生に対するメッセージ」(全文)》
 神戸大学生の皆さんへ

大阪府、兵庫県での新型コロナウイルスの感染者数が急増し、 感染状況が厳しくなっていることを受け、本学では、兵庫県の対処方針に従い、感染対策を徹底した上で、対面とオンライン授業を臨機応変に運用し、教育の質の確保に努めます。
 また、対面による授業の実施にあたっては、基礎疾患等を有する学生や高齢の同居家族がいるなど対面による授業の実施に不安を有する学生の皆さんにも配慮いたしますので、授業担当教員に相談のうえ、所属学部・研究科の教務担当係に連絡してください。
 昨年度に引き続き、私たちは新型コロナウイルスの脅威と向き合い、様々な手段を講じて、皆さんが授業をはじめ、研究、部活動など、有意義な学生生活を送ることができるよう最善を尽くしてまいります。
 そのためには、教職員だけではなく学生の皆さんの協力も欠かすことができません。一人ひとりが感染から身を守るとともに、他人に感染させない対策と節度ある行動を取っていただき、学生の皆さんと共にこの困難に立ち向かっていきたいと思います。


(写真:学長から学生に対するメッセージのスクリーンショット)



大阪・兵庫の大学の対応 阪大は「オンライン主体」と「課外活動停止」

2021-04-16 09:16:37 | ニュース
 4月14日夜に大阪府、15日午後は兵庫県があいついで域内の大学に感染防止対策強化を要請した。
 大阪府内の大学は、15日に対応を相次いで発表した。関大は2日間休講した上でオンラインに転換。阪大は「オンライン授業主体」と「課外活動の停止」を打ち出している。

▼関西大学(4月15日付)
4月16日(金)および17日(土)の対面授業は休講。
4月19日(月)から5月5日(水)の間、対面授業は遠隔授業で実施。
学部・研究科が認める授業については、対面で実施する場合がある。

▼大阪大学(4月15日付)
「オンライン授業主体」と「課外活動の停止」(総長メッセージ)。
不要不急の入校自粛を強く要請。
オンライン授業主体だが、
 学部専門科目(3年次以上)及び大学院の科目は対面可。
 学部専門科目及び大学院の科目は対面可。
 オンラインを推奨するが、室定員の制限を遵守した上で対面も可。

▼近畿大学(4月9日付)
オンライン準備のため4月12日から4月18日までを臨時休講。

▼大阪市立大学(4月15日付)
感染防止対策を徹底したうえで『対面授業』が基本。
要請期間(5月5日まで)を基本として、臨時的に遠隔授業を中心に。

▼甲南大学(4月15日付)
4月19日(月)から、現在対面授業ができる履修登録者数を150人以内から100人以内に縮小。原則として教室の履修者数が100人を超えている対面授業についてはウェブを活用した授業に切り替え。5月5日(水)までをめど。

(画像下:関西大学が4月15日に発表した頃な対応策のスクリーンショット)




医学部医学科 課外活動は5月9日まで自粛 講義なども順次オンラインへ

2021-04-15 23:04:36 | ニュース
 神戸大医学部医学科は、4月15日に、HPで、課外活動を5月9日まで自粛するように、通知した。また、講義などについても、順次オンデマンドやオンラインに切り替える、と通知した。<塚本光>

 課外活動の制限についての文章中には、「一人ひとりが感染から身を守るとともに、他人に感染させない対策と節度ある行動を 取っていただき、学生の皆さんと共にこの困難に立ち向かっていきたいと思います。」と、学生にメッセージを送っている。


(写真:新型コロナウィルスの感染拡大に伴う課外活動クラブの活動制限について)


(写真:新型コロナウイルスに対する医学部医学科の緊急対応について)

▽新型コロナウィルスの感染拡大に伴う課外活動クラブの活動制限について(神戸大医学部HP)=https://www.med.kobe-u.ac.jp/gakumu/studentsinfo/1file/news0415.pdf

▽ 新型コロナウイルスに対する医学部医学科の緊急対応について(神戸大医学部HP)= https://www.med.kobe-u.ac.jp/gakumu/studentsinfo/1file/news0415-2.pdf


兵庫県が大学に感染対策を要請 大阪府より緩やかな文言

2021-04-15 22:30:01 | ニュース
 4月15日午後、兵庫県は県内の大学に対し、▽オンライン授業の積極的な活用、▽部活動・サークル活動については、合宿など宿泊を伴う活動は実施しない。など、感染防止対策強化を要請した。前日の大阪府よりは緩やかな文言で、各大学がどのように判断するかが注目される。<取材班>

 兵庫県は4月15日午後、新型コロナウイルスの対策本部会議を開き、若い世代への感染割合が高いことを踏まえて、大学に対する感染防止対策強化を要請した。

1) 授業について
オンライン授業の積極的な活用を要請する。
2)部活動、サークル活動について
 ▽県外での活動は実施しない(ただし、主な公式戦除く)。
 ▽県内での活動は、
・合宿など、宿泊を伴う活動は実施しない。
・練習試合などは、必要最小限の参加人数で。
・ミーティングや応援の時はマスクを着用。
・近距離で飛沫が飛ぶ接触は避ける。

 前日夜の大阪府の方針は、授業については「原則オンラインとし、困難な場合は、クラスを分割した授業や大教室の活用等により密を回避する」としているのに比べて、兵庫は緩やかな表現になっている。
 また、課外活動についても、大阪府は「部活動の自粛を徹底」という文言で厳しい方針を打ち出しているが、兵庫は細かく指針を示しているものの、やはり大阪府よりは緩い文言になっている。
 これをうけて、各大学がどう判断し行動指針を打ち出すかが注目される。

兵庫県は4月に入って変異株を中心に新型コロナウイルスの感染者が急増。14日は過去最多の507人に、15日には過去2番目に多い493人になっている。

●兵庫県サイト「まん延防止等重点措置実施区域」の拡充等(令和3年4月15日)= https://web.pref.hyogo.lg.jp/documents/0415coronataisaku.pdf

(画像下:兵庫県サイトの大学への要請部分のスクリーンショット)




兵庫県、4月15日に対策会議 大学にどのような要請出すか注目

2021-04-15 07:35:46 | ニュース
 兵庫県は4月14日午後、新たに507人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。過去最多。隣の大阪府では同日、大学など学校を対策の中心に打ち出し、「原則オンライン」「部活動の自粛」を打ち出した。15日午後に開く兵庫県の対策本部会議がどのような対策が打ち出すかが注目される。

 4月に入って感染者が急増している大阪と兵庫。13日には大阪で1000人を超え、兵庫は14日に500人超に。2つの府県の動向が全国の注目を集めている。

大阪府は大学など学校を対策の中心に打ち出す

 こうした中、隣の大阪府は4月14日夜の対策本部会議で、変異ウイルスの拡大で若年層にも感染が広がっていることを受け、学校での対策強化を打ち出した。
 府内の大学に対しては
▽授業は、原則オンラインとし、困難な場合は、クラスを分割した授業や大教室の活用等により密を回避してください。
▽学生の皆様は、部活動の自粛を徹底してください。
と呼びかけている。
(大阪府サイト「まん延防止等重点措置期間<5月5日まで>における緊急のお願い」=http://www.pref.osaka.lg.jp/kikaku/corona-kinkyuzitai/index.html
 府内のある大学では、来週からオンラインにどう切り替えるかなど、教員にメールなどで連絡を出して慌ただしい動きがあるという。

 さらに、大阪府の吉村知事は、「まん延防止等重点措置」などの効果が4月19日の週明け以降も表れなかった場合は「緊急事態宣言に移るべき」と記者団に語り、宣言発令時には、飲食店に加え、テーマパークや百貨店などの大規模商業施設にも休業要請をすべきだとの考えも示し、一段と厳しい要請を出すことにも触れている。

兵庫は大学にどう言及するか 15日午後に対策会議

 兵庫県は4月15日午後に対策本部会議を開く。
 14日午後の記者団とのやりとりでは学校での対策について、「『オンライン活用できる授業があれば活用してほしい』という要請はありうる。全面的に、というのは難しいのではないか」と語る場面もあり、大学に関してどのように対策要請を打ち出すかが注目される。

(画像:兵庫県の「新型コロナウイルス感染症に関する情報サイト)