9月24日、神戸大深江キャンパスの講堂・海事博物館で、「ありがとう深江丸」イベントが開催された。このイベントは、34年間練習船として活躍してきたが、今年いっぱいで役目を終える深江丸の功績を称えるもので、長年船長を務めた矢野吉治教授が講演を行った。<笠本菜々美、佐藤ちひろ>
深江丸は海事科学研究科の附属練習船として、1987年から34年間、学生の実習や調査・研究の場として活躍してきた。しかし、長年の使用により老朽化が進んだため、今年でその役目を終えることとなった。来年からは、深江丸に変わり「海神丸」が運航することになっている。
(画像下:深江キャンパスに停泊する深江丸)
イベントでは、阿部晃久研究科長の挨拶に続き、1997年から約25年間深江丸の10代目船長を務めた矢野教授により深江丸の歴史が紹介された。
矢野教授は阪神淡路大震災の2年後に船長に就任し、復興活動として一般市民に向けた体験航海を積極的に行ってきた。その後も災害支援に力を入れ、東日本大震災後には仙台で被災者に向けて本の寄贈や食事の提供をしてきた。
また、思い出として、沖縄への航海で船の前をイルカがジャンプしたことや、深江丸初の国際航海として釜山に行ったことを話した。。
(画像下:深江丸の歴史を語る矢野教授)
来年からは、最新の設備を整えた新船「海神丸」が運航する。海神丸という船名には、神戸大が海洋国である日本を引っ張る役割を果たすことへの期待が込められている。
了
深江丸は海事科学研究科の附属練習船として、1987年から34年間、学生の実習や調査・研究の場として活躍してきた。しかし、長年の使用により老朽化が進んだため、今年でその役目を終えることとなった。来年からは、深江丸に変わり「海神丸」が運航することになっている。
(画像下:深江キャンパスに停泊する深江丸)
イベントでは、阿部晃久研究科長の挨拶に続き、1997年から約25年間深江丸の10代目船長を務めた矢野教授により深江丸の歴史が紹介された。
矢野教授は阪神淡路大震災の2年後に船長に就任し、復興活動として一般市民に向けた体験航海を積極的に行ってきた。その後も災害支援に力を入れ、東日本大震災後には仙台で被災者に向けて本の寄贈や食事の提供をしてきた。
また、思い出として、沖縄への航海で船の前をイルカがジャンプしたことや、深江丸初の国際航海として釜山に行ったことを話した。。
(画像下:深江丸の歴史を語る矢野教授)
来年からは、最新の設備を整えた新船「海神丸」が運航する。海神丸という船名には、神戸大が海洋国である日本を引っ張る役割を果たすことへの期待が込められている。
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