神戸大でもオンライン授業開始が現実のものとなっている。法学部、工学部、医学部の医学科と保健学科は4月からの授業をオンラインで行うとすでに発表。そこで求められるのが、安定した大容量の固定回線だ。回線を提供する各社では、申し込み回線が混み合っていて、開通まで最低2〜3週間かかる。これまで、携帯電話のモバイル回線や公共WiFiに頼ってきた学生は早急にネット環境を用意する必要に迫られている。(関連記事「広がるオンライン授業 学部別対応一覧」https://blog.goo.ne.jp/kobe_u_media/e/3d2d26f46993b0ddaa906c370f10298b)<玉井晃平>
オンライン授業の導入学部 一気に広がる
新型肺炎の流行を受け、神戸大でもオンライン授業が急速に広がる気配だ。4月5日現在、法学部、工学部、医学部医学科、保健学科の各学部が、4月20日から(医学部医学科と保健学科2年次以上は4月6日から)の新学期では授業をオンライン化すると発表した。また、他の学部でも、全ての学部がオンライン授業を「検討中」としており、特に経済学部と経営学部はオンライン授業受講のための環境を早急に準備するよう学生に告知を出した。
光ファイバーなどの固定回線の設置を モバイル回線は月末に「ギガ死」
オンラインの講義を受講するに当たって必要なのがインターネット環境だ。法学部、経済学部、経営学部は学生向け告知内で、講義1コマあたり500MB~1GBの通信量が発生すると予測し、学生に容量無制限のインターネット環境を準備するよう「強く要請」している。
容量制限のある携帯電話の回線やモバイルWiFi回線より、使える容量に制限がなく定額で使い放題の固定回線のほうが安心して授業を受けることができる。携帯電話のモバイル回線では、多くの場合1ヶ月あたり数〜十数GBという形式で使える通信量に限度がある。それを越えて使いすぎると速度制限がかかり、月末に回線速度が一気に遅くなる、いわゆる「パケ死」、「ギガ死」と呼ばれる状態になる。
オンライン講義を一回受講するだけで1GBの通信量を消費する状況から、自宅や下宿に、使える通信量に制限がない高速で定額の回線を契約することが望ましい。
携帯電話系の各社は、25歳以下を対象に容量制限を解除する動きを見せているが、いまのところ期間限定なのでのんびりはしていられない雲行きだ。
▽NHKニュースWeb 「携帯3社 学生向け支援へ 通信料金を一部無償に」
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200403/k10012366171000.html
なお、各学部はカフェなどのフリーWiFiスポットを利用することは望ましくないとしている。フリーWiFiスポットはセキュリティー上の安全性に懸念がある上、WiFiを求めてスポットに学生が集まることで新型コロナウイルスの拡散につながるからだ。
混み合う申し込み窓口 「開通まで最短でも2〜3週間」
現在、各社とも申し込み窓口が非常に混み合っている。記者が各社の窓口に電話をしたところ、どの会社でも10分から15分程度の待ち時間があった。
もともとこの時期は例年、年度替りで引っ越しによる契約の需要がある。さらに、「新型肺炎の影響で在宅勤務になり、自宅に大容量の安定回線が必要になったという会社員のお客様が多い」(ソフトバンク光の申込受付担当者)という。そこに加えて、学生マンションからの駆け込み需要が重なった。
各社バラつきはあるが、申し込んでからネットが使えるまで最短で通常2〜3週間程度かかる季節(関係者談)だけに、現在申し込んでも、4月下旬や連休明けとも言われる各学部のオンライン授業スタートに間に合う可能性は、微妙なラインだ。1日でも早く申し込む必要がありそうだ。
対象エリアか、対象マンションかの確認必要
光回線サービス各社によって、学生マンション・アパートごとに使えるものと使えないものがある。
建物単位で敷設済みの回線が違うため、どの社のサービスを引き込めるかは限られている。各社ホームページの新規申込窓口から電話で自分のマンション・アパートが対象かどうか調べておく必要がある。会社によってはWeb上でも確認できる。
関西電力系の「eo光(いおひかり)」、通信系の「ドコモ光」、「au光」、「ソフトバンク光」などは、容量はほぼ同じ。ソニー系の「NURO」は新規参入のためエリアは要確認、回線容量が大きい。ケーブルテレビ系のJ:COMは、固定回線の安定性はあるが容量が小さい。
また、ソフトバンク、au、ドコモ系列のスマートフォンを使っている場合やケーブルテレビに加入している場合は、同系列の割引が適用される回線がある。自宅や下宿先にインターネットの固定回線がない学生は、組み合わせで安くなるものがあるなら利用し、早急に申し込むことが必要だ。
まずは、急いで電話かWeb窓口から相談することから始めることから始めてみよう。
《主要な固定高速回線のサービスと申込先一覧》
【光回線】
▽eo光
https://eonet.jp/order_list/
eoインフォメーションデスク
0120-34-1010
受付時間:9時~21時(年中無休)
▽NURO
https://www.nuro.jp/hikari/
0120-117-260
受付時間:9時~23時 [土日祝日受付]
▽ドコモ光
https://www.nttdocomo.co.jp/hikari/
0120-800-000
受付時間:9時~20時 [土日祝日受付]
▽au光
https://www.au.com/internet/
0120-92-5000
受付時間:9時~21時 [土日祝日受付]
▽ソフトバンク光
https://www.softbank.jp/ybb/sbhikari/
0120-919-244
受付時間:9時~22時 [土日祝日受付]
▽フレッツ光
https://flets-w.com/new/
専用番号
0120-009-290
通話無料・受付時間:9時~18時 [土日祝日受付]
(NTT系。代理店各社が窓口。)
【光回線以外】
▽J:COMインターネット
https://www.jcom.co.jp/
0120-989-970
受付時間:9時~18時 [土日祝日受付]
(ケーブルテレビ系。)
▽SoftBank Air
https://www.softbank.jp/ybb/air/
(工事が不要で早く使える点、固定回線ではなくソフトバンクの携帯電話用回線を使う点がソフトバンク光と異なる。容量は無制限)
了
オンライン授業の導入学部 一気に広がる
新型肺炎の流行を受け、神戸大でもオンライン授業が急速に広がる気配だ。4月5日現在、法学部、工学部、医学部医学科、保健学科の各学部が、4月20日から(医学部医学科と保健学科2年次以上は4月6日から)の新学期では授業をオンライン化すると発表した。また、他の学部でも、全ての学部がオンライン授業を「検討中」としており、特に経済学部と経営学部はオンライン授業受講のための環境を早急に準備するよう学生に告知を出した。
光ファイバーなどの固定回線の設置を モバイル回線は月末に「ギガ死」
オンラインの講義を受講するに当たって必要なのがインターネット環境だ。法学部、経済学部、経営学部は学生向け告知内で、講義1コマあたり500MB~1GBの通信量が発生すると予測し、学生に容量無制限のインターネット環境を準備するよう「強く要請」している。
容量制限のある携帯電話の回線やモバイルWiFi回線より、使える容量に制限がなく定額で使い放題の固定回線のほうが安心して授業を受けることができる。携帯電話のモバイル回線では、多くの場合1ヶ月あたり数〜十数GBという形式で使える通信量に限度がある。それを越えて使いすぎると速度制限がかかり、月末に回線速度が一気に遅くなる、いわゆる「パケ死」、「ギガ死」と呼ばれる状態になる。
オンライン講義を一回受講するだけで1GBの通信量を消費する状況から、自宅や下宿に、使える通信量に制限がない高速で定額の回線を契約することが望ましい。
携帯電話系の各社は、25歳以下を対象に容量制限を解除する動きを見せているが、いまのところ期間限定なのでのんびりはしていられない雲行きだ。
▽NHKニュースWeb 「携帯3社 学生向け支援へ 通信料金を一部無償に」
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200403/k10012366171000.html
なお、各学部はカフェなどのフリーWiFiスポットを利用することは望ましくないとしている。フリーWiFiスポットはセキュリティー上の安全性に懸念がある上、WiFiを求めてスポットに学生が集まることで新型コロナウイルスの拡散につながるからだ。
混み合う申し込み窓口 「開通まで最短でも2〜3週間」
現在、各社とも申し込み窓口が非常に混み合っている。記者が各社の窓口に電話をしたところ、どの会社でも10分から15分程度の待ち時間があった。
もともとこの時期は例年、年度替りで引っ越しによる契約の需要がある。さらに、「新型肺炎の影響で在宅勤務になり、自宅に大容量の安定回線が必要になったという会社員のお客様が多い」(ソフトバンク光の申込受付担当者)という。そこに加えて、学生マンションからの駆け込み需要が重なった。
各社バラつきはあるが、申し込んでからネットが使えるまで最短で通常2〜3週間程度かかる季節(関係者談)だけに、現在申し込んでも、4月下旬や連休明けとも言われる各学部のオンライン授業スタートに間に合う可能性は、微妙なラインだ。1日でも早く申し込む必要がありそうだ。
対象エリアか、対象マンションかの確認必要
光回線サービス各社によって、学生マンション・アパートごとに使えるものと使えないものがある。
建物単位で敷設済みの回線が違うため、どの社のサービスを引き込めるかは限られている。各社ホームページの新規申込窓口から電話で自分のマンション・アパートが対象かどうか調べておく必要がある。会社によってはWeb上でも確認できる。
関西電力系の「eo光(いおひかり)」、通信系の「ドコモ光」、「au光」、「ソフトバンク光」などは、容量はほぼ同じ。ソニー系の「NURO」は新規参入のためエリアは要確認、回線容量が大きい。ケーブルテレビ系のJ:COMは、固定回線の安定性はあるが容量が小さい。
また、ソフトバンク、au、ドコモ系列のスマートフォンを使っている場合やケーブルテレビに加入している場合は、同系列の割引が適用される回線がある。自宅や下宿先にインターネットの固定回線がない学生は、組み合わせで安くなるものがあるなら利用し、早急に申し込むことが必要だ。
まずは、急いで電話かWeb窓口から相談することから始めることから始めてみよう。
《主要な固定高速回線のサービスと申込先一覧》
【光回線】
▽eo光
https://eonet.jp/order_list/
eoインフォメーションデスク
0120-34-1010
受付時間:9時~21時(年中無休)
▽NURO
https://www.nuro.jp/hikari/
0120-117-260
受付時間:9時~23時 [土日祝日受付]
▽ドコモ光
https://www.nttdocomo.co.jp/hikari/
0120-800-000
受付時間:9時~20時 [土日祝日受付]
▽au光
https://www.au.com/internet/
0120-92-5000
受付時間:9時~21時 [土日祝日受付]
▽ソフトバンク光
https://www.softbank.jp/ybb/sbhikari/
0120-919-244
受付時間:9時~22時 [土日祝日受付]
▽フレッツ光
https://flets-w.com/new/
専用番号
0120-009-290
通話無料・受付時間:9時~18時 [土日祝日受付]
(NTT系。代理店各社が窓口。)
【光回線以外】
▽J:COMインターネット
https://www.jcom.co.jp/
0120-989-970
受付時間:9時~18時 [土日祝日受付]
(ケーブルテレビ系。)
▽SoftBank Air
https://www.softbank.jp/ybb/air/
(工事が不要で早く使える点、固定回線ではなくソフトバンクの携帯電話用回線を使う点がソフトバンク光と異なる。容量は無制限)
了
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