神戸大学メディア研ウェブログ

ニュースネット委員会のニュースサイトはhttps://kobe-u-newsnet.comに移転しました。

神戸大学の歴史⑥ 「タコ足大学」から学舎の統合へ

2020-12-01 10:13:14 | 神戸大の歴史
 神戸大学の歴史を振り返る連載の6回目は、新制神戸大学の発足後およそ10年を経て1960年代から始まったキャンパス統合の動きです。<学史の概略を解説したサイト、 「神戸大学100年史」(2002年5月アップロード/制作=神戸大学学友会kobe-u.com委員会/制作協力=神戸大学ニュースネット委員会)を、8回にわたって再掲しています。

鶴甲山の造成などがきっかけで六甲台地区へ

 戦後、全校各地でそれぞれに歴史のある学校がいっしょになって新制国立大学がスタートしました。その結果、神戸大学も六甲、御影、姫路、篠山にキャンパスが点在する、いわゆる「タコ足」状態のキャンパスとなっていました。
 1960年代に鶴甲山が削られ団地として開発され、六甲台周辺に土地が広がったことなどもあってキャンパスをまとめようという動きが加速しました。その結果、教養課程、教育学部、工学部、文学部、理学部、農学部が、経済・経営・法学部のある六甲台地区にあいついで移転し、医学部医学科を除いてキャンパスの統合が進められました。(海事科学部の前身である神戸商船大は2003年に神戸大と統合、保健学科の源流の神戸大医療技術短期大学部は1982年に須磨区名谷に設置されています。

 1960年代には、各地に分散していた学舎の六甲台への統合が始まります。これまで、御影分校(東灘区)、姫路分校(姫路市)、教育学部の住吉学舎(東灘区)、工学部の西代(にしだい)・松野学舎(長田区)などに分かれていたキャンパスでしたが、まず、1961年(昭和36年)六甲台に工学部が移転開始。


【写真24】六甲台地区に竣工直後の工学部学舎。1963年ごろ。(提供=坂口忠司)

 1963年(昭和38年)学内措置で教養部が設置され、最初の学舎も竣工しました。同年御影分校の教養課程が移転してきました。


【写真25】教養部学舎。1963年ごろ。(神戸大学)

 1967年(昭和42年)には、農学部が兵庫県篠山から移転開始。1968年(昭和43年)には、教育学部学舎も六甲台地区に竣工しました。


【写真26】教育学部は、1968年(昭和43年)に住吉学舎から移転した。1968年ごろ。(神戸大学)

 こうして、六甲台地区に法、経済、経営、文、理、に加えて、工、農、教育の各学部と教養部が六甲台地区に集まりました。


【写真27】六甲台地区の全景。農学部学舎も完成、教育学部学舎の建設を待つばかり。1967年。(神戸大学)

 一方、医学部は、生田区楠町(現・中央区楠町)の学舎、附属病院を拡充していきました。


【写真28】医学部の学舎。1973年。(神戸大学『法学部卒業アルバム』)

【神戸大学の歴史】
① 神戸高等商業学校の設立
https://blog.goo.ne.jp/kobe_u_media/e/2f0d68255b97e07186bb286ed2419d33
②高等教育機関の拡充 神戸高等工業学校と姫路高等学校の設立
https://blog.goo.ne.jp/kobe_u_media/e/9cc3c1d8ac92d3f7cab58bbb94e93fcf
③さらに古い歴史の前身校 神戸医学校と兵庫県師範学校の設立
https://blog.goo.ne.jp/kobe_u_media/e/c02ab2faeb55f1a9d807c9b91e27f680
④戦時下の学徒出陣 空襲で校舎・校地の被害も
https://blog.goo.ne.jp/kobe_u_media/e/ef175b287c9f3bcb89597e0b6ffb9cbe
⑤新制大学「神戸大学」の発足
https://blog.goo.ne.jp/kobe_u_media/e/e502d80b4d15d3623174c0a7f295c564
⑥「タコ足大学」から学舎の統合へ
https://blog.goo.ne.jp/kobe_u_media/e/a8f2c171bbf275565bb988d0e9abf8cf
⑦ 神戸大学紛争 ストと封鎖
https://blog.goo.ne.jp/kobe_u_media/e/bc8bd4fb75602d9dfaaf604e9f0894a7
⑧大学院の拡充、大学法人化…そして120周年へ
https://blog.goo.ne.jp/kobe_u_media/e/873db72b38695a415bf536ad04afb670






12月もオンライン新歓開催 神戸大ニュースネット委/メディア研

2020-12-01 03:36:32 | ニュース
 学内情報を伝えるツイッターなどを運営している「神戸大ニュースネット委員会/メディア研」は、1、2年生を対象に後期入部部員の「新歓」を行っています。これまでに1年生4人の部員の入部が確定していますが、さらに若干名の募集を行います。説明会はzoomで行いますが、正式入部の手続きを経て8月下旬から順次、対面での活動を行っています。

 ネット、テレビ・ラジオ、新聞・雑誌、広告、デザインに関心のある学生、就活でマスメディアを目指す人の入部を引き続きお待ちしています!ぜひ、説明会やワークショップにご参加ください。


(写真左:学内外での取材活動。/写真右:取材したらすぐに編集してアップロード。)

阪神・淡路大震災をきっかけに活動開始

 神戸大学ニュースネット委員会は、学生39人が亡くなった阪神・淡路大震災をきっかけに、学内のできごとについての情報発信が大切だという考えから創立された新聞・情報系の団体です。文化総部加盟の公認団体で、ジャーナリズムに関心のある学生が活動しています。
 メディア研は2019年に、SNSを中心に活動する新しいサークルとしてスタートしました。
 2020年度は、2つの団体が合同で新歓活動を行なっています。


(写真左:夏合宿での記事研修。/写真右:フットワークで勝負するカメラ取材)

ジャーナリズムやメディアに関心ある学生求む!

 メンバーは、ライター(スポーツ記者、文化記者)、カメラマン、編集者、アナウンサー・リポーター、マーケティングや広告に関心のある人が集まっています。
 一言で言えば、ジャーナリズムやメディアに関心のある学生の集団です。
 今年1月の阪神大震災25年では、学内キャンペーンを行って、テレビやラジオ、新聞各社からの取材を受けました。情報の送り手、受け手、双方の思いを感じながら活動を行っています。


(写真:NHKの『おはよう関西』や『ニュース7』の取材を受ける。2019年12月)

取材力、表現力、発信力を身につける活動

 具体的な活動は、神戸大に関心のあることを取材し、ウェブログやツイッター、紙面で情報を伝えることです。
 学内のいろいろな人に話を聞いて、記事にまとめたり写真で構成したりします。取材力、表現力、発信力を身につけることは社会に出ても役に立つので、学生時代に打ち込むにはよい場だと思います。


(写真:わたしたちの阪神・淡路大震災25年の活動をとりあげた産経・朝日・読売の各紙。)


(写真:阪神・淡路大震災25年の活動をとりあげた神戸・毎日・読売の各紙。)


新聞社や放送局に多くの先輩 就活も視野に

 最近は就活も3年生からスタートしていますので、早めに目標を持って一緒に活動しましょう。
 これまでに、NHK日本放送協会、びわ湖放送、ヤフー、ソニー・ミュージックコミュニケーションズ、読売新聞社、毎日新聞社、神戸新聞社、中日新聞社、中国新聞社、愛媛新聞社、共同通信社、スポーツニッポン新聞社、報知新聞社、大阪読売サービスなどメディア関連に就職したOBがたくさんいます。また、2021年卒業予定の先輩が、共同通信、日本経済新聞、関西経済連合会に内定しています。


(写真左:2019年11月の六甲祭で開催した震災25年パネル写真展。/写真右:写真展は学外でも行われた。2020年1月 神戸学生青年センターで)

▽オンライン説明会

初めて来た方を対象にニュースネット委員会/メディア研の活動をzoomで紹介します。
1年生、2年生のみなさんを歓迎します!
出入り自由。ビデオカメラオフもOK。お気軽にご来場をお待ちしています。
正式入部の申し出があれば対面での活動に加わっていただきます。

12月7日(月)21:00から
12月14日(月)21:00から
12月21日(月)21:00から
12月28日(月)21:00から

お問い合わせ、参加申し込みは、
Twitter( @newsnet_kobe_u )のDM
または、
メール ( newsnet.sns@gmail.com )
でお寄せください。
公式LINEでもお申込みいただけるようになりました。QRコードは最下段にあります。


参加お待ちしています。

▽ワークショップ

さらに、メディアに興味がある人向けのzoomワークショップもあります。
ニュースネット委員会/メディア研に関わって頂いているメディア業界で働くOBを交えたZoom交流会です。
取材の仕方や、記事の書き方、写真の撮り方についての解説をしたり、メディアの現場の楽しさなどを、写真などを交えてお話しします。

12月13日(日)20:00から

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 お問い合わせ、参加申し込みができます。