こばさん

更新は終了しました。

富士登山記(おまけ)

2007-08-15 17:38:28 | 富士登山記



毎日暑いですねえ。
こんな日は、富士山に行くのが一番です。

ということで、昨日また富士山に行ってきました。
完璧だと思われた前回の富士登山でしたが、
実はたった一つだけ心残りがありました。
それは1日目の雨。
おかげで富士山の雄大な姿も眼下の絶景も見ることができませんでした。
なにせ、



こんなんでしたからね。
今回はそのリベンジです。

とは言え、今回の目的地は富士山頂上ではなく、宝永山です。
宝永山がどんな山かはこちらを見ていただくとして、
富士山の雄大さを感じたいなら、やっぱりここ。
おまけに今年は宝永大噴火からちょうど300年。
そんな記念すべき年なら、やっぱり行っておかないといけないでしょう。


さて宝永山に行くなら、富士宮口から向かうのが常道なのですが
富士宮口ってアクセスが悪いんですよね。
新富士駅からバスで2時間15分、三島から2時間5分。
しかも東京から新幹線なので金もかかる。
なので御殿場口から登ることにしました。

到着は9時50分。頂上を見上げると、



左が宝永山。こっちははっきりと見えていますが
富士山頂は雲がかかってます。
うーん、せっかく見に来たのに、これは残念。
そこで持ってきたうちわで扇いでみると、



はい。雲がとれました。
頂上まではっきりと見えます。
ああオレはあのてっぺんに立ったんだなあ。

今回のルートは御殿場市観光協会のHPにあった
ハイキングマップを参考に、
御殿場口を出発して双子山を通り、
御殿庭上に上がって宝永火口を回って
大砂走りで下って御殿場口に戻ってくる予定。
6時間くらいで帰って来られるかなと。

スタート地点は登山口と同じ。



お盆休みで富士山はごった返しているかと思っていたら、
ここの登山口は閑散としています。
やっぱり五合目の標高が一番低いからでしょうね。
でも富士山の全景を楽しむにはここが一番とのこと。
来年はここから登頂に挑戦しようかなと計画してます。

意気揚々と歩き始めたんですけどね、
もう体が重いのなんのって。
この前のように軽快に登ることができません。
それもそのはず。
この前富士山に登ってからの1ヶ月間、
全く体を動かすことがなかったんですよ。
毎日やっていたウォーキングもすることなく。
そんなわけで、かなりのノロノロペースでした。


最初の目的地は双子山。



標高も低いので緑もあります。
ちょうど胸元の地点に来ればこんな感じ。



向こうには雲も青空も見えて、
なかなか素敵な一枚ではないでしょうか。
次の写真も素晴らしいですよ。



富士山、宝永山、双子山。3つをそろえてみました。
こんな風景を見たかったんですよね。


で、このまま進んで行ったのですが
実は事前によく調べていなくて、どこを歩いて行けばいいのかよく分かっていませんでした。
登山道と違って標識もあまり立っていませんでしたし、
ちょっと不安な状態。進めば進むほど、



林が近づいてくるし。ひょっとして、樹海?
おまけに下からは轟音が。



自衛隊の演習場があるのですが、
ドカーーン!とか、ズダダダダン!!と怪しげな音が聞こえてきます。


前を見ると、ほんとにですね、何もないんですよ。



誰もいないし、道もはっきりしなくて。
ちゃんと予習してこなかったのを後悔してました。
そんなときに神のお助けが!
前から人がやって来ました。70歳くらいのおじいさん。
ハイキングマップを見せながら、
「今どの辺りにいるのでしょうか?」とお聞きすると
「今はここなので、まっすぐ行って中に入ると標識がありますから、それに従ってください」
と教えていただきました。
この方がいなかったら本当に迷ってしまっていたかも。


で進んで行くと、



標識を見つけました。
ああここが御殿庭か、と初めて知った次第。
でも上に向かうのに標識は下向き。
こういうのが結構あったので、ちょっと困りました。

でも一応ロープも張ってあるので



まあいいんだろうと思いつつも、



上をまたぐのがいいのか、下をくぐるのがいいのか
微妙な高さに木が倒れていたりするので悩んでしまいます。


そして予定の40分でようやく上へ出ると、



視界が開けてきましたよ。
火口もすぐ近くに見えてきました。



ここを登りきれば、もう火口は眼下に広がります。
でもここを登るのがかなり大変。
あまり距離はないようですが、40分くらいかかりました。
もう体はボロボロです。
そして到着。



向こうが第一火口、手前が第二火口・・・のはずです。
火口の下で何か調査をやってました。



体力があったらこの火口を歩いてみたいものですけどね。
でも、今の僕には



また登っていかないといけないのがつらいです。
そして登りきると、



第一火口がくっきりと見えました。
この迫力、伝わりますかね。
ではオリジナルサイズでどうぞ。



もう少し上に上がれば底まではっきりと見えるのでしょうが、
もう体力ないのでやめました。

ということで本当は、火口沿いに歩いて宝永山に登り、
大砂走りを下って御殿場口に戻るつもりでしたが、
それに要する時間は2時間半くらい。
一方でこの位置からであれば、富士宮口に20分で出られます。
宝永山に登りたい気持ちはあったのですが、
今の体力からすれば、無理。
なので富士宮口へと向かいました。

予定通り20分で出ると、



眼下に雲が広がっていました。
富士宮口の五合目は標高2400m。
もう雲の上なんですよね。
それに対して御殿場口の五合目は1400m。
差がありすぎ。
そのため人の数も違いました。
まあ登山のためではなく観光で来ている人もいましたが。
確かに、下を見れば雲海が広がっているし
上を見れば



山頂も見られますしね。
今度はデートで来ようかと思います。
・・・いればの話ですが。


そんなわけで、2回目の富士山も無事終わりました。
今回はちょっと勉強不足でしたね。
それに緊張感も欠けていました。
この前は家を出る1時間前には目が覚めましたが、
今回は15分前でしたから。
今回のことを反省しつつ、
今度は頂上に雪が積もり始めたころに遊びに行こうかと思います。
もう立派な富士山バカですな。



現在の富士山⇒⇒⇒

現在のランク⇒⇒⇒


最新の画像もっと見る

コメントを投稿